紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり/雪村花菜


紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり (富士見L文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年9月刊。
「紅霞後宮物語」の前日譚となるシリーズが開幕。
皇后になる前の小玉を描いていく作品になるそうで、あの可哀想な旦那さんとの出会いも描かれるのだとか(可哀想な旦那さんは今回出番なしでしたけれど)
まだまだ始まったばかりですが、こちらも楽しみにしたいシリーズです。

☆あらすじ☆
伝説の皇后の語られなかった過去が、いま紐解かれる――
関小玉。希代の天才と呼ばれた軍人であり、後に神格化された皇后である。しかし、後宮に入る以前の彼女の記録は少ない。どのように生きて軍人となり、皇帝と出逢ったのか。彼女の伝説のはじまりを語るとしよう――

以下、ネタバレありの感想です。

 

特に裕福ではないが、温かい家族に囲まれて育った少女・関小玉。
しかし結婚話の破談と足の悪い兄の徴兵により、彼女の運命が動き出していくのです。

 

というわけで小玉(15)からスタートするわけですが・・・・・・

 

小玉が若い!! そしてあんまりスレてない!!

 

少女時代を描くのだから当たり前かもしれないけれど、本編の小玉の強烈な女傑っぷりを知っているだけにとても新鮮でした。こんな可愛い時代もあったんですねぇ(しみじみ)

 

気になっていた彼女の初恋についても語られ、その甘酸っぱさにときめいてしまいました。
沈中郎将がまた格好いいのです。これは少女が想いを寄せても仕方ない。
というか、今現在を鑑みてもあの可哀想な旦那様が人間的な魅力で沈中郎将に勝てるのかと言われると・・・・・・あー・・・うん・・・・・・。私は好きなんですけどね、文林。ずっと不憫でいてほしいと思うくらいw

 

そんな感じで、小玉の新米軍人時代を、初めての殺人、初めての恋、初めての戦を通して描いていく第零幕の第1巻。
無力で弱い少女が、少しずつ今の小玉に近づいていく様子にドキドキします。変化をみせる一方で、彼女の根幹にある強さや逞しさはずっと不変。そこが小玉の魅力なのだと再確認しました。

 

しかしまさか前日譚がシリーズ化するとは。
この1巻の内容的に1冊や2冊で終わりそうもないような?だってまだ文林も出てきてないですし。
紅霞後宮物語は文林の残念さがアクセントになっている作品だと思うので、彼の登場がとても待ち遠しいです。
2巻も楽しみに待っています!

 

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