さよなら、サイキック1 恋と重力のロンド/清野静


さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド (角川スニーカー文庫)
さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド (角川スニーカー文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年9月刊。
恋と超能力の青春小説。
重力を操る少年が、毒舌美少女や元病弱魔女と共に、超能力でバトルしたり「魔女の血」に振り回されたりする物語でした。
主人公の言動が微妙に好みから外れていたのですが、設定的にはこれから面白くなっていきそうな予感。期待しています。

☆あらすじ☆
その能力(チカラ)は、戦うためのもの――? この炎は、今宵、心の闇を照らすために。この魔力は、あの人と空を舞う体力を得るために。この重力は、あの娘をこの腕にしっかりと抱き留めるために――。
幼少期に重力を操る能力に目覚めるも、怠惰で平凡な高校生に落ち着いた獅堂(しどう)ログ。ある冬の夜彼は、“最後の魔女”という運命を背負った少女・星降(ほしふり)ロンドと出会い惹かれ合う。
その年の夏。クラス一の美少女・木佐谷樹軍乃(きさやぎ ぐんの)に強引に誘われ、共に郊外へ向かったログは、「鉄塔に登った距離に比例してスカートの裾を持ち上げる権利」に釣られ、頂上の絶縁碍子(ぜつえんがいし)を目指すことに。はたして、軍乃の強引なアプローチの真意は……!?
「失うのは簡単よ。恋をすると能力(チカラ)は消えるの」

以下、ネタバレありの感想です。

 

重力を操る超能力を持つ主人公・獅堂ログは、ある出来事からクラスメイトの木佐谷樹軍乃が発火能力の持ち主であることを知る。一方で、ログには病気から回復したばかりのガールフレンドの魔女・星降ロンドがいて・・・・・・という本作。三角関係と超能力と魔女の話になるのかな。

 

序盤から表紙の軍乃さんが強烈なドSっぷりを発揮して戦慄しました。
この子、こわい。何を言っても怖すぎるヒロインだ・・・・・・!

 

そんな軍乃を楽しいことを求めるロンドと彼女に付き合うログがサークル活動に誘ったり、ロンドの影に潜む「魔女の血」が暴走したりしながら、物語はあらすじの「恋をすると能力は消えるの」というセリフにつながっていくわけですが・・・・・・これって、あらすじはネタバレと言っていいのではないの?

 

超能力者が自分の異能を消したいと願い、その手段が「恋をすること」っていう切り口は楽しいですね。
あれ?でも超能力者であるログはガールフレンドがいるのに能力が消えてないぞ・・・・・・どういうこと・・・・・・。

 

そもそもログとロンドの関係って恋人じゃないのかな?
ロンドとログの関係って設定だけみたらすごくときめくし、この作品の中で個人的にはロンドが一番好きなキャラ。
それだけに、彼女に対していまいち不実なログの態度にモヤモヤしてしまったし、この二股野郎とか内心で毒づいていたのですが、恋人未満な関係くらいに考えるべきなのかもしれない。そう思えば腑に落ちる行動がちらほらと。「ガールフレンド」って曖昧な言葉ですね。

 

しかしこれ、ロンドだけをメインヒロインにした方が私は好みだっただろうなぁ、とちょっと思ったり。
あとがきに書いてあった、病弱ヒロインと彼女の部屋に現れた超能力者少年のボーイ・ミーツ・ガールの方がシンプルだし普通に読みたかったかも。

 

まぁ、それはさておいても三角関係モノとしても超能力モノとしても面白くなるのはこれからのはず。三角関係については私はロンドを押すよ!
でも軍乃も最初のドSからの急転直下なデレにおおっと不意をつかれたんですよね。
彼らの三角関係がどうなっていくのか、この続きが気になります。

 

それと、この巻だけだと魔女要素と超能力要素が混ざりきらずにどちらも微妙に浮いちゃった感じがあるので、そのへんも続刊に期待したいところ。「魔女の血」関連もよくわからなかったので、次巻でさらに説明されるといいなー。

 

というわけで2巻を待ちたいと思います。

 

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「さよなら、サイキック1 恋と重力のロンド/清野静」への2件のフィードバック

    1. 茶一こりんさん、コメントありがとうございます。

      超能力ものが好きなら楽しめると思います!
      主人公の異能の使い方がなかなか面白いので、そのあたりは期待していいかもです(^_^)v

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