2016年8月のおすすめライトノベル


九州に近づいてる台風12号が遅すぎて戸惑ってます。
早く終わってほしいのですが・・・・・・。

気を取り直して。
2016年8月に読んだ本の中から特に面白かった作品を紹介していきたいと思います。
先月は新作にあまり挑戦できていなかったので、フレッシュさが微妙に足りないかも。9月はもっと色々読みたいです。
それでは、以下をどうぞ〜!

 

王女フェリの幸せな試練

王女フェリの幸せな試練 (角川ビーンズ文庫)
【時田とおる著/角川ビーンズ文庫】
生まれたときに与えられた「祝福」のせいで、人の好意を信じることができなくなった引きこもりの王女フェリ。
そんなフェリが隣国の王子ベルホルトによって外の世界に連れ出され、王子の手伝いをしたりドレスを作ったりトラブルに巻き込まれる物語です。
色んな経験を経て、少しずつ変わっていくというフェリの成長に注目したい1冊。
ラブとコメディのバランスが良くて、綺麗にまとまったストーリーを軽快に楽しむことができました。

「王女フェリの幸せな試練」感想記事はこちらから

 

魔導の系譜

魔導の系譜 (創元推理文庫)
【佐藤さくら著/創元推理文庫】
第1回創元ファンタジイ新人賞「優秀賞」受賞作。
魔導士が差別される国を舞台に、田舎の三流魔導士とその弟子となった天才少年の出会いから始まる物語。
魔導士や特定民族への差別を中心に語られる暗めのストーリーですが、魔術を生み出す「導脈」をはじめとする作り込まれた世界観は読み応え抜群。
なにより、物語を牽引するキャラクターが人間くさくて目が離せい。
野心を抱く弟子と、彼に対して割り切れない様々な感情を抱いてしまう師匠の絆が、矛盾や葛藤の果てに、奥行きのある素晴らしい人間ドラマを生みだしていく物語でした。

「魔導の系譜」感想記事はこちらから

 

(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜結婚できたら大団円!〜

(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~結婚できたら大団円! ~ (ビーズログ文庫)
【夕鷺かのう著/ビーズログ文庫】
ド庶民勤労少女が王女の身代わりとして、敵国の鬼畜皇子に離婚前提で嫁いだことから始まった本作。ついに完結してしまいました。
笑いあり、涙あり、笑いあり、笑いあり、笑いあり、という最後まで楽しくてたまらない作品でした。もうほんと大好きだ!

「(仮)花嫁のやんごとなき事情12 離婚できたら大団円!」感想記事はこちらから

 

さよなら、シリアルキラー

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫)
【バリー・ライガ著/創元推理文庫】
最悪の殺人鬼を父に持つ少年が、街で起こった連続殺人事件の謎を追うミステリー。
父親から殺人の英才教育を受けて育ったために、誰よりも自分自身を恐れ疑ってしまう少年の葛藤を描く青春小説でした。
少年の繊細な内面を深く深く掘り下げていくところに読み応えがあり、そのウェットな雰囲気にとても心が惹かれるのです。
彼を取り巻く周囲の人々との関係性も魅力的だし、ラストのオチにはゾクっと。
そして本作は三部作の1作目。ただでさえ面白いこの物語が、ここからどうなってしまうのか期待が高まっています。
ちなみに猟奇殺人事件は起こりますが猟奇的な描写は少ないので、グロが苦手な方でも楽しめる作品だと思います。

「さよなら、シリアルキラー」感想記事はこちらから

 

異人街シネマの料理人

異人街シネマの料理人(1) (ウィングス・ノヴェル)
【嬉野君著/ウィングス・ノヴェル】
「金星特急」の嬉野君さんの最新作。
祖父が遺したミニシアターを守りたい女子高生・桃と、彼女の前に現れた「兄」を名乗る2人の男。
家族になった三兄妹が、名作映画を鑑賞し、劇中に登場する料理を食し、そして様々な謎を解き明かしていく物語です。
サスペンス色の強いミステリーは面白いし、映画の小ネタが随所にふんだんに散りばめられているのも楽しい。
キャラもすごく魅力的。
過去が分からない無口な養子の次兄・カイも素敵だけど、優しげに見えて食えない実業家の異母兄・冬基が個人的に最高でした。
とりあえずこの冬基お兄ちゃんの腹黒さをまず見てほしい!
そして物語が進むにつれて生まれてくる人タラシ兄妹の独特な雰囲気をぜひ味わってほしい作品です。

「異人街シネマの料理人」感想記事はこちらから

 

クシエルの使徒/クシエルの啓示

クシエルの使徒〈1〉深紅の衣 (ハヤカワ文庫FT)
【ジャクリーン・ケアリー著/ハヤカワ文庫FT】
神と女王に仕える高級娼婦フェードルの謀略と冒険と愛を描く歴史ファンタジー第2部及び第3部。
フェードル三部作を完結巻まで読んだわけですが、本当に面白い作品でした。今まで読んだファンタジーの中で1,2を争う素晴らしさ。
多くの苦難を乗り越えて一回りも二回りも大きく成長していくフェードルの活躍に胸を躍らせ、ジョスランとの波乱の多い恋の行方に何度もハラハラさせられる作品でした。手に汗握る展開の数々に一体どれだけ興奮させられたことか・・・・・・!
色々なことがあって、失われたものも少なくないけれど、それでもラストは幸せな読後感に浸れる作品でした。

「クシエルの使徒(クシエルの遺産シリーズ2)」感想記事はこちらから

 

空棺の烏/玉依姫

空棺の烏
【阿部智里著/文藝春秋】
文庫化が待ちきれなくて単行本に手を出した「八咫烏シリーズ」の4巻・5巻。
この選択に悔いはない!と拳を握りしめてしまうくらい面白かったです。
4巻は雪哉主人公の学園もので、5巻は世界観の真相に迫る現代日本ベースの異世界召喚FTという感じで、前3巻とはやっぱり趣向を変えてきています。毎回違った雰囲気を楽しめるシリーズですね。
次巻で第一部が完結するとのことなので、今から期待で胸がときめいています!

「空棺の烏」感想記事はこちらから

 

蒼空時雨

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)
【綾崎隼著/メディアワークス文庫】
「君と時計と塔の嘘」シリーズが面白かったので、綾崎隼作品を順次読んでいこうと思い、まずはデビュー作に手をつけてみました。
そしてこのデビュー作がまた最高すぎる・・・・・・!
一人暮らしの男のアパートにワケあり美人が転がり込んでくるところから始まる、雨の風景がとてもよく似合う恋愛群像劇。
少しずつ繋がりがある5人の男女の恋を描いていて、登場する誰もが人間的にダメなところや痛々しいところがあって、その全てが愛おしくて仕方ないのです。
この本は「花鳥風月」シリーズという連作シリーズの1冊目らしいですね。
次巻以降も読んでいこうと思える、最高に好みな物語でした。

「蒼空時雨」感想記事はこちらから

 

以上です。
うわわ、少年向けラノベレーベルの作品が0でした・・・! ブログ開設して初めてじゃないだろうか。
9月こそは色々と挑戦していきたいです。

 

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