なりゆき斎王の入内8 侍う路は、いといみじなり/小田菜摘


なりゆき斎王の入内 ~侍う路は、いといみじなり~ (ビーズログ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年8月刊。
ラストスパート突入の平安宮廷劇第8弾。
前巻に引き続き不穏な状況が進む中、ラストでは最大の試練が・・・・・・。
次巻で完結ということなので、最後まで見守りたいと思います。

☆あらすじ☆
東宮妃・塔子の立場がひっくり返る!? 宮中陰謀編・第八宴!
東宮・明槻の父である上皇の妻・三条女御が懐妊――。ともすれば、妃のいない明槻の立場が危うい状況となり、入内を待つ身だった塔子も複雑な心境だ。そんななか、上皇と女御の娘の袴着に明槻が袴着親として呼ばれ、塔子も参加。しかしその祝席で、塔子は三条女御に異様な敵意を向けられ、得体の知れない不安を覚える。しかも原因は、上皇にあることが分かり……!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

三条女御懐妊の一報を受け、にわかに騒がしくなってきた宮中。
これが明槻にどんな影響を与えるのか、前巻の引きからドキドキしていたのですが、宣陽院の袴着での宣言はかなり意外でした。
政争劇に関わりたくない気弱な人ってイメージが強いだけに、こういう形で明槻の後押しをするのにびっくりしたというか・・・・・・。正直、見直しました。

 

まぁそれも途中で上皇の真意が明らかになるまでなんですけどね。
本音があまりにもあんまりだ・・・・・・!
明槻の出生にまつわる因縁って根深いんだなぁと改めて思い知った気分です。闇が深い。
塔子の存在があっても埋められない明槻の喪失感に、何か救いがあるといいのですが。
開き直ればいいとか言っても、それが簡単にできないからここまでこじらせたわけですし。

 

それはさておき、気になるのは不気味な存在感を発揮する三条女御の動向。
怖すぎるニヤリから絶対に何か企んでるだろ・・・と身構えてはいたのですが、ラストは急転直下の勢いで陰謀が発動。

これアレじゃないですか、塔子のパパと同じパターンじゃないですか!

この時代に証拠をねつ造されてしまっては冤罪を晴らすのって難しいと思うのですが、さて明槻と塔子はどう反撃に出るのか。
とりあえずの時間稼ぎに逃亡するようですがそれって大丈夫なのかな。普通に疑惑を強めそうな気がするんですけど。

 

何はともあれこのシリーズも次巻で完結。
事態の重大さを考えると1冊でまとめることができるのか少し心配ではありますが、最終巻を楽しみに待ちたいと思います。

 

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