ゼロから始める魔法の書7 詠月の魔女〈下〉/虎走かける


ゼロから始める魔法の書 (7) ―詠月の魔女 (下)― (電撃文庫)
ゼロから始める魔法の書 (7) ―詠月の魔女 (下)― (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年8月刊。
とても面白かった!!
物語が大きく動いた魔法書ファンタジー第7弾。
ついに登場した「あの方」と、それが引き起こした深刻な事態。
ここからシリーズがどう進んでいくのか楽しみです!

☆あらすじ☆
「これより、世界を破壊する」そうして―。世界は一夜にして変化した。その夜、眩いばかりの満月を背に悠然と空を漂う魔女を多くの者が見たと言う。そして、その言葉をきっかけに、ありとあらゆる獣堕ちたちは―。魔法国家へと変貌を遂げたウェニアス王国で主席魔法使いとなったアルバスと再会を果たしたゼロたち。きな臭い空気が漂う中、彼らの前に現れたのは、教会と魔女を五百年ぶりの聖魔戦争へと焚きつけるようとする組織“不完全なる数字”の長、“あの方”だった。その正体が明らかになるとき、世界は破滅と再生へと舵を切る。そして、ゼロが流す涙の理由とは…!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

王女の体を使うサナレを今度こそ捕まえるために罠を張るゼロたち。
そこから一気にサナレとの決戦にもつれ込んで盛り上げていくのかと思っていたのに、不意打ちで登場した「あの方」によって物語は予想外の方向に突き進んでしまいました。

 

その最初の一歩は、あまりにも唐突な退場劇。
ここで死ぬとかマジかよ・・・いやでも心臓をあえて取り出したのは復活フラグなんじゃ・・・とか結構疑っていたのですが、フラグだと思っていたその行動が世界を破滅に導くための小道具だと知ってさらに衝撃。あとがきでも「死にましたね」とか書いてあるし、ほんとに死んじゃったんですね。まじかー。
ゼロが初めて悲しみを知るシーンはもらい泣き。寄り添う傭兵の不器用な励ましにはクスッとしてしまったけれど。

 

それはさておき、今後は「あの方」の引き起こした滅亡の危機から世界を救うための物語へと移行していくのでしょうか。
なんかもう最終章なんじゃね?ってくらい物語が盛り上がっているのですが、あとがきには何も書いてなかったので、新たな方向性を得て物語はまだまだ続いていくのでしょう。そうだといいな。

 

それにしてもリーリ&神父がここでお別れになってしまうのは寂しい。
神父さま、メンバーで一番ボロボロなツンデレっぷりが好きだったのに。癒やしが減ってしまう←
その神父とリーリの関係に徐々にラブコメっぽさが出てきているのが気になるところ。傭兵達と別れたことで二人の関係が動いたりするんだろうか。

 

ラブコメといえば傭兵とゼロもサナレへの復讐を完遂したことで関係性がまた少し変わってきた感じ。ニヨニヨ。
「お前のためなら戦う」っていうのは本人も思っていたけれど一世一代の告白ですよねw
こういうこと口が裂けても言いたくないと思っていそうな傭兵があえて言うのがツボだ。やっぱこの二人好きだなぁ!

 

ゼロ側の勢力が拡大し(これまでの旅で出会った人々が集結する流れって無性に好き)、世界も大きく変貌し、物語が急速に盛り上がってまいりました。
新しい目的を得ての旅路がどんなものになっていくのか。今後の展開もとても楽しみです!

 

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