2016年7月のおすすめライトノベル


8月になりました。
世間で流行の「シン・ゴジラ」が気になるものの、上映している映画館がめちゃくちゃ遠くて悩んでます。

それはさておき、2016年7月に読んだ本の中から面白かったものをピックアップしてきたいと思います。

以下をどうぞー!

 

その10文字を、僕は忘れない

その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)
【持崎湯葉著/集英社ダッシュエックス文庫】
一日に10文字しか喋れない少女と、偶然に彼女の事情を知った少年の恋を描いた青春小説。
スケッチブックを経由する甘酸っぱいやりとりの中で、ヒロインの心の傷に触れながら少しずつ近づいていく二人の関係性がたまらなく愛おしい作品でした。
誰かに恋をするということを率直に描いた王道のラブストーリーだと思います。

「その10文字を、僕は忘れない」感想記事はこちらから

 

一華後宮料理帖

一華後宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)
【三川みり著/角川ビーンズ文庫】
漬け物が恋しくなる飯テロ×中華後宮ファンタジー。
貢ぎ物として送り込まれた大国の後宮で、料理の腕だけを頼りに困難を乗り越えていく小国の姫君の物語です。
食文化の違いに戸惑ったり感動したり、後宮モノならではの愛憎劇が見えたり、恋を知らない食学博士とのロマンスがあったりと、色々と楽しめる要素が盛り沢山の作品。
後宮小説的にも恋愛小説的にも、もちろん飯テロ小説としても、今後の展開がとても楽しみです。

「一華後宮料理帖」感想記事はこちらから

 

公爵様と仲良くなるだけの簡単なお仕事

公爵様と仲良くなるだけの簡単なお仕事 (レジーナブックス)
【江本マシメサ著/レジーナブックス】
貧乏子爵家の令嬢が職場の上司に紹介された新しい勤め先で待っていたのは、衝撃的にコミュ障な公爵家の旦那様。
お世話係の職務のために仲良くなろうと距離を詰めるヒロインと、人が怖くて震えながら逃げるヒーローの攻防戦を描くドタバタラブコメです。
こんな可愛い三十路がいてたまるか!(だが可愛い!) とツッコミながら読むこと間違いなしの楽しい作品でした。綺麗に終わっているのでおそらく単巻モノ。

「公爵様と仲良くなるだけの簡単なお仕事」感想記事はこちらから

 

緋色の聖女に接吻を 白き翼の悪魔

緋色の聖女に接吻を-白き翼の悪魔- (ルルル文庫)
【葵木あんね著/小学館ルルル文庫】
純愛×復讐を描くゴジックファンタジー。
教皇となって神に復讐しようとする女枢機卿と、彼女を想いながら命がけで彼女の傍にいる悪魔。
二人の恋の行方を描きつつ、教皇選挙に絡んで相次ぐ不審死の謎を追うミステリー風味の作品です。
ヒロインと悪魔の掘り下げ方が特に好み。誇り高いヒロインと健気な悪魔の純愛に心ときめく物語でした。

「緋色の聖女に接吻を 白き翼の悪魔」感想記事はこちらから

 

子どもたちは狼のように吠える

子どもたちは狼のように吠える (ハヤカワ文庫JA)
【地本草子著/ハヤカワ文庫JA】
ボーイ・ミーツ・ボーイな復讐譚。
家族を奪われ地獄のような洗脳学校に放り込まれた少年が、暴力と死で塗り固められたようなセカイの中でどこまでも堕ちていく物語です。
最初から最後まで不条理の連続で、何度読むのをやめようと思ったことか。
展開のひとつひとつが全力で心を折りにきていて、読後の疲弊感と虚無感は半端ないのですが、正直、めちゃくちゃ面白かったです。

「子どもたちは狼のように吠える」感想記事はこちらから

 

僕が愛したすべての君へ/君を愛したひとりの僕へ

僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-1)君を愛したひとりの僕へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-2)

【乙野四方字著/ハヤカワ文庫JA】
並行世界の存在が認められていく世界を舞台に、2つの世界でそれぞれ生きる少年の恋を描く2冊1組の物語。
「任意に並行世界を行き来できるようになる」というSF設定から、儚い恋と誠実な愛の物語を見事に描き出した傑作だと思います。
同時刊行でどちらから読んでも問題ないのですが、個人的には『君を愛したひとりの僕へ』の切なさを存分に味わったあとに『僕が愛したすべての君へ』を読むことをオススメします。
「君を」で感じる様々な想いが、「僕が」のラストにおける感動をより引き立てると思うので・・・・・・。

「『君を愛したひとりの僕へ』『僕が愛したすべての君へ』」感想記事はこちらから

 

偽恋愛小説家

偽恋愛小説家 (朝日文庫)
【森晶麿著/朝日文庫】
新人恋愛小説家と新米編集者のコンビが「シンデレラ」や「眠り姫」などの童話をモチーフとした謎に挑む連作短編ミステリ。
「本当は怖いグリム童話」を彷彿とさせる、夢とロマンの欠片もない童話解釈にメンタルを抉られつつも、毒気のきいた論調に楽しくなってしまう作品でした。
主人公たちが遭遇する数々の事件についても、恋愛の皮を被った醜悪な人間性が飛び出してくるものが多く、まさに「『偽』恋愛小説家」の物語に相応しいといえるかもしれません。

「偽恋愛小説家」感想記事はこちらから

 

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし4 そして愛しき日々

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 4 そして愛しき日々
【江本マシメサ著/宝島社】
貧乏領主と元軍人女性の辺境雪国生活を描くシリーズ最終巻。
夫婦のいちゃラブをによによしたり、北欧先住民の暮らしぶりを体験している気分になれたり、最後まで読み応え抜群のシリーズでした。
ラストは感極まって涙が・・・・・・。

「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし4 そして愛しき日々」感想記事はこちらから

 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。4

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。4 (HJ NOVELS)
【CHIROLU著/HJ NOVELS】
冒険者の青年と、彼が拾って育てる「魔人族」の少女の交流を描くアットホーム・ファンタジー。
疑似父娘の関係性が決定的に変化する重要な巻でした。めちゃくちゃ砂糖吐いた・・・・・・!
タイトルもどんどん意味深になってきて、今後の展開に目が離せないシリーズです。

「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。4」感想記事はこちらから

 

妹さえいればいい。5

妹さえいればいい。 5 (ガガガ文庫)
【平坂読著/小学館ガガガ文庫】
だんだんとタイトルが息してない気はするけれど、それはさておきラブコメがめっちゃ盛り上がった第5巻。
終盤の畳み掛けるようなアレに私の心は萌えすぎて死にそうでした。この続きが一刻も早く読みたい!

「妹さえいればいい。5」感想記事はこちらから

 

青薔薇伯爵と男装の執事

青薔薇伯爵と男装の執事~出逢いは最悪、しかして結末は~ (ウィングス・ノヴェル)
【和泉統子著/ウィングス・ノヴェル】
貧乏伯爵家を立て直そうとする新当主の奮闘を描きながら、女王が探す「青い薔薇」を巡る謎に迫っていく物語。
孤児院からやってきた新伯爵、男装して性別を隠す執事、その他主要な登場人物の多くが秘密を持っていて、その真相は結構ややこしいのですが、パズルを解くように真相が明かされていくストーリーには爽快感と達成感がありました。
毒舌伯爵と男装執事のカップルのラブロマンスも可愛くて良し。
伯爵の異様に高い煽りスキルと独特な口調はクセが強いのですが、これが私にはとても楽しかったですw
ちなみに全2巻で綺麗に終わっています。

「青薔薇伯爵と男装の執事 全2巻」感想記事はこちらから

 

男爵令嬢と王子の奮闘記

男爵令嬢と王子の奮闘記 (アイリスNEO)
【olive著/アイリスNEO】
成り上がり男爵家の令嬢が、女性恐怖症の王子の花嫁に選ばれるという異世界転生ラブコメ。
女性から異常にモテるという王子のフェロモン体質によって生じるトラブルを、前世で培った経験で受け流していく男爵令嬢の奮闘。
そして、女性恐怖症を必死に克服しながら、妻となった令嬢を守れる存在になろうとする王子の奮闘を描く物語です。
とにかく頑張る王子の姿にきゅんきゅんして、彼の恋を応援したくなります。
前世設定の使い方も面白く、令嬢が心に秘める「目的」が王子との関係にどう影響していくのか気になるところ。今後の展開が楽しみです。

「男爵令嬢と王子の奮闘記1・2」感想記事はこちらから

 

幽霊伯爵の花嫁

幽霊伯爵の花嫁 (小学館ルルル文庫 み 4-1)
【宮野美嘉著/小学館ルルル文庫】
幽霊伯爵の17人目の花嫁として嫁いだ令嬢サアラの物語。
とても美しく賢く自信家で強かでヤンデレで恐ろしい、けれどキュートで最高に格好いいサアラに心を奪われて、全7巻を一気読みしてしまいました。
そんなサアラが嫁ぎ先の伯爵家で、幽霊たちを管理する「墓守」の仕事とそれに絡む騒動に巻き込まれていくわけですが、トラブルに首を突っ込んでは微笑みながら優雅に我が道を突き進むサアラの姿に魅了されっぱなし。
無口で無表情な幽霊伯爵ジェイクと、優美な肉食獣の如きサアラのラブロマンスも楽しい作品でした。
サアラに負けず劣らずジェイクも変な人で、他者の理解を超越したお似合いカップルだったり。
すでに完結済みのシリーズですが、8月に続編が登場するということで慌てて積読を崩しました。
もっと早く読んでおけば良かった〜! と唸るくらい面白かったです。

「幽霊伯爵の花嫁 全7巻」感想記事はこちらから

 

 

以上です。
7月は少女小説を多く読んでいたので、オススメ作品も少女小説率高めかな?
それでは今月も当ブログをどうぞよろしくお願いします。

 

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