獅子皇と異端の戦巫女/朝凪シューヤ


獅子皇と異端の戦巫女 (ファミ通文庫)
獅子皇と異端の戦巫女 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2016年7月刊。
世界を救った英雄が、失踪したかつての仲間を探し出し再び世界の危機を救う物語。
内容的にはまだ序章という感じですね。
もうちょっとアクの強さがほしかったけれど、英雄としての自分に葛藤を抱く主人公の物語としてはなかなか良かったです。

☆あらすじ☆
世界に再び危機が迫る時――英雄は最強の美少女を覚醒させる! 二百年ごとに復活する世界の敵『 災禍の翠蛇 』。対抗できるのは最強の術者、凪姫のみ。少年ウィズは六人の凪姫を率い翠蛇を倒したが――。五年後、平和を謳歌していたウィズに届いたのは『災禍の翠蛇』復活の兆候と、凪姫たちが消息を絶ったという最悪の報せだった! ウィズは唯一残っていた凪姫メロフィーユと共に、凪姫たちを探す旅に出る。しかしそこで出会ったのは異界から召喚された魔神の少女で――!? 最強の美少女たちと紡ぐ二度目の英雄譚!

以下、ネタバレありの感想です。

 

わずか11歳で「災禍の翠蛇」を倒し、世界を救った英雄「獅子皇」ウィズ
その五年後、ウィズは各地に散らばったかつての仲間「凪姫」たちが行方不明であることと「災禍の翠蛇」を復活させようとする動きがあることを知り、再び世界を救うための冒険に出ることになる、という感じで物語が進んでいきます。

 

二度目の英雄譚ということですが、ウィズ少年は精神的にあまり強くないキャラクター。
英雄というには優しすぎるしちょっとナヨナヨしている彼が、新たな出会いや戦いを通して自分の在り方を再確認する物語だったと思います。
終盤のウィズが立ち上がるシーンはなかなか熱くて良かったです。

 

ヒロインはメルフィーユを筆頭にどの女の子も可愛かったと思います。
ただ、魔神デミシアと凪姫メルフィーユのどっちがメインヒロインなんだろう?とは思いましたけど。Wヒロイン?
どちらか一人にヒロイン的役割を集中させた方が読みやすかったかも。
まぁそのへんは好みの問題なのかもしれませんが、メルフィーユとの過去は割と好みなエピソードだったので、もうちょっと今の彼女との話に比重を置いてほしかったかなぁ。
でも言ってみれば今回の話ってデミシア回っぽいところがあるので、そうなるとバランスおかしくなるんですよね。難しい。
そして割を食った感じがある今回の凪姫エマ・・・・・・。

 

内容的にはまだ序章という感じ。
いなくなった凪姫もようやく1人を救出できただけですし、そもそも「災禍の翠蛇」の根本的な解決に挑むのもここから。
ナギ節的な空白期間をつくっても一定期間経過後に強くなって再登場するなら確かに「偽りの平和」と言われるのも仕方ないかと思ってしまいました。このあたりを今後どうにかするのかな?
ウィズが凪姫を集めて今度こそ本当に世界の危機を救うことがシリーズの目指すゴールになるのでしょうか。

 

スラスラと引っかかりもなく読める作品でした。
個人的にはもう少しアクの強さがあっても良かったけど、正統派な英雄譚になっていきそうな雰囲気も感じるのでこれはこれでアリ。
というわけでシリーズ化を待ちたいと思います。

 

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