妹さえいればいい。5/平坂読


妹さえいればいい。 5 (ガガガ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年7月刊。
ラブコメが一気に進んだ!!
ということもあって、いつも以上に面白かったラノベ作家ラブコメ第5弾。
京ちゃん回ともいうべき内容で、ヒロインから主人公にジョブチェンジしたような存在感を発揮していました。
本当に頑張ってたし可愛いかったし、なによりとても格好良かった!

☆あらすじ☆
伊月の担当編集である土岐健次郎(趣味:風俗通い)の推薦でGF文庫編集部でアルバイトすることになった白川京だったが、彼女を待ち受けていたのはバイトの領域を超えた恐るべき労働の日々だった。伊月や那由多といった問題児作家からの原稿回収、蚕のマンガのモデル(全裸)、那由多の取材(全裸)、連日の飲み会、作家や編集者からの無茶振り……。労働基準法なにそれおいしいの? 社会の厳しさを知り大人の階段を登る京(全裸)に、恋愛方面でも変化が……!? 身も心もさらけだす出版業界ラブコメ、衝撃の第5弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回やはり特筆すべきはラブコメパートの大進展。
それが描かれる終盤はものすっっごく物語に惹き込まれました。

 

作家としての将来に対する不安を吐露しつつも、「凡人の意地」について語る春斗。
そんな彼を認めてくれる京に、春斗が想いを伝えてしまうシーンは本当に素敵でした。
どうこうするつもりはなかったはずなのに想いが溢れてしまったっていう感じがすごく伝わって、もうなんだこれなんだこれってゴロゴロしまくり。
いやでもあのシーンの京ちゃんは惚れ直すのも仕方ないですよね。この子は本当に天使だと思う。

 

予想以上に春斗の行動が早かったけど(でもよく言った!)、さぁ京はどうするんだろう?? と思っていたら・・・・・・!!

 

ラストシーンの頑張る京ちゃんの姿を見ていると、恋する女の子って本当に綺麗だなと思わずにいられません。
そして「ねじ込んでやったぞ」にすごく泣きそうになりました。
「ねじ込んでやったぞ」って言葉が本当にすごく良いんだよなぁ。私を見ろ!っていう、がむしゃらなパワーが深く深く胸に響くんです。

 

そんな京に対しての伊月の返事がまた一途だし誠実なんだよなぁ・・・・・・だからこそ感動する。
この多角関係ラブコメ、関係者全員が愛おしすぎてどうしてくれよう。どうかみんな幸せになってください・・・・・・。

 

ラブコメパートについて先走って熱く語ってしまいましたが、ラノベ業界ネタも安定の面白さでした。
編集者見習いみたいになった京ちゃんが主人公ばりに(もはや伊月より主人公っぽかったw)頑張っていて、誰かの気持ちに寄り添って共感できる彼女の優しさにあたたかい気持ちになりました。
まぁアニメ化企画のシーンでは、京ちゃんが口を挟まなかった結果のアニメが世の中にはたくさんありそうだなぁと寒い気持ちになったりもしましたが・・・・・・。

それに新人賞の選考会の話。
面白いけど「賞の顔になるのは困る」ってことで順位下げられている作品って本当にあるんだろうなぁ。この選考会内での会話、どこまでがリアルにあるのか気になりますね。

 

今回も安定の面白さがありつつ、ラストで爆発的に感情が動かしてくる素晴らしい1冊でした。
今回進みまくったラブコメ模様がここからどう動いていくのか。
途中で挟まれた伊月と那由多の甘酸っぱさが、京の告白によって何か影響を受けたりするのでしょうか。それに、京と春斗の関係もどうなってしまうのか・・・・・・。

続きがとても気になる!6巻が待ち遠しいです。

 

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