ヤンデレ系乙女ゲーの世界に転生してしまったようです4/花木もみじ


ヤンデレ系乙女ゲーの世界に転生してしまったようです 4 (アリアンローズ)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年2月刊。
ヤンデレ系乙女ゲーム転生シリーズの最終巻。
転生ヒロインの葛藤を掘り下げつつ、綺麗にまとめた大団円だったと思います。
「ヤンデレは 忘れた頃に やってくる」(1巻より)がぴったりの楽しいシリーズでしたw

☆あらすじ☆
卒業式が迫っている。ヴォルフやウィオラは学園を離れ、シェイドとリリィも卒業パーティーの準備に忙しい。一人学園内で過ごす私の目の前にオリアが現れたのはそんな時のこと。「しばらくこれを預かっていただきたくて! リコリス寮長なら安心です!」断る間もなく押し付けられたのは、なんとあの『ヤンデレ系乙女ゲー』の元になったかもしれない、恐ろしい『黒い手帳』! おまけに中からはオリアが書いたと思しき暗号メモまで飛び出して……!? おおむね平穏だった学園生活に最後の大嵐が吹き荒れる! さらにリコリスが持つ、魔法の力と前世の記憶。その秘密も明らかに――。大好評、ヤンデレ系乙女ゲー・ラブミステリー、ついに完結!

以下、ネタバレありの感想です。

 

卒業式を前にして、諸悪の根源(?)であるオリアにパンドラの箱ならぬ黒い手帳を押しつけられたリコリス。
怖いけど無下にも扱えぬ・・・! と葛藤するリコリスをさらに弄ぶかのように、謎の暗号めいたメモが手帳からハラリと落ちてきて・・・・・・というところから最終巻がスタート。

 

オリアのトラブルメーカーっぷりが楽しく、最終巻にしてようやくこの主従も掘り下げられて満足しました。
主従漫才が可愛いw

暗号絡みの騒動については、最初以外本人の意図から外れていたことはともかく、それが新たなるヤンデレを呼ぶことになったのにはヒヤっとしました((( ゚д゚ ;)))
本当に忘れた頃にヤンデレが襲来してビビらされるというお約束を踏襲していくシリーズですねぇ。
ヤンデレ系乙女ゲーム転生モノであることを忘れない姿勢が実に天晴れ。

 

転生モノといえば、転生のカラクリをかなり詳しく説明したのは面白かったです。
こういうのって、結構曖昧にしたり超自然的な何かを原因にするのが多い気がするので。リコリスの記憶力の話は伏線だったのか。

 

さて、オリアの謎に振り回されつつ、色んな騒動の中で未来に目を向け始めたリコリス。
前世の知識というアドバンテージが通用しない世界に飛び出すことに対するリコリスの不安が印象的。
あれだけ信奉者がいて学業成績も優秀なのに、それを「ズル」で手に入れたという負い目を感じるシーンは、もどかしいやら何となくわかるような気がするやら。
彼女はもっと図太くてもいいと思うんですよね。空気を読んでも我が道をゆく婚約者殿を見習ったらいいと思うw

 

ヤンデレの襲来があったり、友人達との学生最後の交流があったりしつつ、最後はリコリスとヴォルフのロマンチックなプロポーズでしめる楽しい最終巻でした。
花木もみじ先生の次回作も期待しています!

 

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