ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン10/宇野朴人


ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (10) (電撃文庫)
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (10) (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年7月刊。
アニメの放送が開始したアルデラミンの第10巻。
まだアニメを見ていないのですが、ネットの評判は悪くなさそうなので視聴が楽しみです。
そして原作の方ではついに彼が再び戦場に・・・・・・!

☆あらすじ☆
帝国から亡命を図るアルデラ教徒に、捕虜収容所から脱走したエルルファイ少将をはじめとするキオカ海軍が加わることで、一気に力を増す敵を目の前に、出征しきていた女帝シャミーユは安全のために東へと移動する。一方、〈不眠の輝将〉ことジャン率いるキオカ陸軍&アルデラ神軍に東から追撃されて、マシュー少佐らは西に向かって撤退していた。やがてシャミーユとマシューたちは合流する。しかしそれは、彼らが東西から敵に挟まれることを意味していた。シャミーユ、トルウェイ、マシューたちカトヴァーナ軍が陣取ったのは、垂直を越える角度で切り立つ峻険な崖が南北に数キロにもわたって続いている卓状台地の上。地形を利用して、なんとかキオカ軍の攻撃を防ごうとするのだが、ジャンの意外な策略によって、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。もはやこれまで……と思ったとき、そこに現れたのは――!胸の熱くなる展開に涙する第10巻!

以下、ネタバレありの感想です。

 

アルデラ教徒の亡命騒動から始まった今回の戦乱もついに佳境へ。

絶体絶命のピンチにイクタが駆けつけるシーンに胸が熱くなりました。
でもおんぶかよ!!
とても真面目なシーンなんだけど、なんかちょっと間が抜けてて笑ってしまう。見栄えより効率をとっちゃうのはイクタらしいのかもしれないですね。

 

笑ったのも束の間、イクタとシャミーユの本当の意味での再会シーンにはウルッと。
あのシーンでは思わず表紙を見返してたのは私だけではないはず。
この表紙のイクタとシャミーユの表情どちらもすごく良いですよね。
イクタの慈愛を感じるまなざしと、暗い感情を飲み込みながらも彼の再起を喜ぶシャミーユの涙が、すごく良い。

 

イクタのシャミーユに対する態度の変化は、今後どういう形につながっていくのでしょうか。
イクタはなんだか父性愛に目覚めたようだけど、シャミーユのドロっとした執着心がなぁ。今は懸命に抑えているようだけど。
この2人の関係の行く末がまだ予想つきません。

 

さて、イクタ登場によって再び物語が盛り上がってまいりました。
兵の士気の上がり具合が気持ち良い。戦術の読み合いもイクタの介入によって張り合いがでてきたように感じます。
どんよりと濁っていたトルウェイとマシューも以前の彼ららしさが取り戻せたようで安心しましたしね。イクタの存在って偉大だ。

 

で、そうなると気になるのはハロの問題。
まぁイクタならさくっと気づいちゃうだろうなぁとは思っていましたが・・・・・・。
「君に対する僕の掘り下げは、余りにも浅い」というセリフは、やっぱり自覚していたんだー、という感じ。
あと、娼婦に化けたシーンの話がここでツッコまれるとはw
4巻でしたよね。あのセリフに私は萌え転がったけどハロ的に面白くないよなって思ってたから笑うしかなかったですw

 

ハロの問題に関するオチについては、うーん、そんな感じで済ませて良い話なの? と思ったりも。
身内びいきは軍の規律的に大丈夫なのか不安になったのですが、これ以上味方を減らすわけにもいかないし仕方ないことなのかな。

 

兎にも角にも、これで一連の騒動に決着がついたわけですね。ヤトリの死を乗り越えて、ここからようやく仕切り直しという段階に入ったのでしょう。
ラストで登場した新キャラ的に、次は国内のアレコレに手をつけるのかな?
それとも三国会談?

とりあえずアニメを楽しみながら11巻を待ちたいと思います(・∀・)

 

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