終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#02/枯野瑛


終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#02 (角川スニーカー文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年7月刊。
アニメ化企画進行中の「終末なにしてますか?(略)」シリーズの新章第2巻。
今回も穏やかに切なく、ラストはあっけなく。こんなに涙腺をいじめてくるシリーズはないですよホント(´;ω;`)

☆あらすじ☆
〈聖剣〉セニオリスに適合したラキシュは眠れぬ夜を過ごす――。
〈獣〉の浸食により死にかけた都市ライエル。その外れの森で新たに発生した妖精の子供2人は、リンゴ、マシュマロと名づけられた。
「ふぇどーるーっ!」「ふぇどるー」
「まったく、どうして僕なんかに懐いてるんだか」
ぼやくフェオドール四位武官に、ラキシュは悪戯っぽい笑顔を返す。彼女らと過ごす日々の中、フェオドールは自らの想いを告げることを決めるが、そこに〈十一番目の獣〉(クロワイヤンス)の『小瓶』が落とされる……。新シリーズ、第2弾。

以下、ネタバレありの感想です。

 

新たな黄金妖精2人を発見し、その世話をすることになったフェオドール。
小さな猛獣2匹に振り回される姿とか、ため息つきながらも全力で甘やかす姿とか、どこかの誰かさんを思い出して辛いからヤメテ・・・と思いながら読み進めた第2巻。

 

自分の種族をロクデナシの嘘つきだと言ってるくせに、いたるところで色んな人から「嘘が下手くそ」認定されてるフェオドールに笑っちゃいました。にじみ出る良い人感。
彼は彼なりに終わりゆく世界と、そのために使い潰される妖精兵に心を配ってることがわかるから切ないんですよね。
嘘や詭弁を弄して辛口になじるけれど、ポロッとこぼれる本音がこの青年の本質を隠せていないというか。しかしイケメン発言多すぎるw

 

そんなフェオドールの騒がしくも穏やかな日常を描きつつも、裏側で不穏に動くものもあって。
それがどう重なっていくのかと不安ではあったのですが、ラストのあまりのあっけなさに叫び出したくなる気持ちになってしまいました。
リンゴやマシュマロ、そしてラキシュとの交流をやたらと丁寧に繊細に描いていくから、まぁ予想できなかったわけじゃないけどさぁ。
もっとこう、前回みたいなドラマチックな盛り上がりがあると思っていたんですよ。
こんなにプツンと途切れるようなあっけなさだと、感情の持って行き場所に困るじゃないですか(`;ω;´)

 

どんなに穏やかであっても、それは終わりの儚さと表裏の関係にあるんだなぁと再確認しました。

 

それにしても気になるのはマルゴの存在。彼女がフェオドールと再会するときはくるのでしょうか。その時、一体なにが起こるのか・・・・・・。
そしてマシュマロに名付けられた「リィエル」という名前。あれこれって前シリーズ最終巻に出てきた名前・・・??(ということは!)

まだまだ物語から目が離せませんね。
「未亡人」アイセアも再登場したことだし、前シリーズとのリンクが強くなっていく予感。
次巻も楽しみです!

 

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