青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(青春ブタ野郎シリーズ6)/鴨志田一


青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★★
2016年6月刊。
最高でした。
もう終盤は涙をこらえるのが大変で・・・・・・。
最後まで読み終わってから、今が6月であることに絶望しました。

☆あらすじ☆
「ふたりはいつから同棲してるの?」こたつを囲んで左に初恋相手の翔子、右におつきあい中の麻衣。クリスマスまで1ヶ月をきったその日、やむなく始まった翔子との同居生活が麻衣にばれ、咲太は人生最大の窮地に立たされていた。そんな中、中学生翔子が病状の悪化で入院していることが発覚する。「おとなになることは、わたしにとっての夢でした」そう語る翔子の運命は―。麻衣と咲太に入った亀裂の行方、そしてついに解き明かされる「大人翔子」と「中学生翔子」の秘密。空と海に囲まれた町で始まる僕らの恋の物語、緊迫のシリーズ第6弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

前巻の感想を見返したら文末に「修羅場!修羅場!テンション上がるわぁ!!」的なことを書いてました。最初から修羅場だぜ!

というわけで修羅場から始まった第6巻。
いよいよ咲太の初恋のひと「翔子さん」の物語です。

 

咲太、麻衣、翔子さんの三角関係は最初の一文こそニヤッとしてしまったものの、咲太の浮気(?)を知って傷つく麻衣さんを見ていると笑ってもいられなくなって。

それでも欠けた信頼を取り戻そうとする咲太の頑張りがとても格好良くて、金沢に向かって走り出したシーンはまるでロマンス映画のように思えてドキドキでした。こういうの好きだー!

 

やっぱりこのカップル好きだなぁ。ブタ野郎な咲太も、イタズラな感じで笑う麻衣さんもどちらもすごく良い。

 

そういうわけでうまく修羅場を回避できたかな?と一瞬安堵したものの、この三角関係の本領が発揮されるのはまさにそこから。

どんどん弱っていく「小さな翔子」。
何かを隠している「大きな翔子」。

大人と子どもの二人の「翔子」の物語はあまりにも悲しくて、切なくて、堪らない気持ちになります。
病気の話って苦手だ・・・・・・どうしていいかわからなくなるから。翔子ちゃんが健気に振る舞うほど、涙がこみあげるんです。

 

「翔子」の起こした思春期症候群のカラクリは正直完全に理解できたとはいえないのですが(今までで一番SF的に難しかった)、今までの思春期症候群を踏まえていく説明はなかなか面白かったです。それにカラクリが理解できなくても結論だけはハッキリしていますしね。その結論がまたきついのですが。

 

全てを知った咲太の葛藤と、麻衣の嗚咽と、翔子さんの笑顔が重すぎます・・・・・・。
まさかこの三角関係がこんなに切ないものになるとは思いませんでした。誰の涙も本音も、心に痛いくらい突き刺さる。特に麻衣の切実な願いが本当に辛い。

 

これはもう咲太が覚悟した通りの結果になるんじゃないか、と怯えたところであのラスト。
うわー・・・・・・ここで終わるとかひどい!こんな最悪のシナリオを見せられて放置とか!

 

次巻が10月というのは、前巻より間がないと喜ぶべきなのかどうか。いやいや続きが気になりすぎて素直に喜べない。

まだ6月ですよー・・・。次巻が深刻に待ち遠しいです!

 

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「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(青春ブタ野郎シリーズ6)/鴨志田一」への2件のフィードバック

    1. ちゃーこりんさん、コメントありがとうございます。

      吐きそう・・・ww
      わかります。なんかもう色んな意味で倒れそうでした(>_<)

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