チョコレート・ダンディ2 君の瞳は甘い罠/我鳥彩子


チョコレート・ダンディ ~君の瞳は甘い罠~ (コバルト文庫)
チョコレート・ダンディ ~君の瞳は甘い罠~ (コバルト文庫)

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年6月刊。
前向き作家少女とこじらせ純情青年が織りなす明るく楽しいラブコメ第2弾。
前巻以上に初々しいバカップルにニヨニヨできる仕様となっていました。
今回は怪盗が登場して世間を騒がせ、アデルとオスカーも事件に無関係ではいられなくなるという波乱の展開へ。
そしてオスカーがついに深淵の世界に足を踏み入れて・・・・・・!

☆あらすじ☆
小説の続編を構想中の少女アデル。恋人のオスカーは、公爵家の嫡男という身分なのに、ネタ探しに燃えるアデルには振り回されっぱなし。そんな頃、王都に“黒薔薇”と名乗る美術品泥棒が出没しはじめ、アデルは興味津々。同時にアデルは、クライヴという美青年と知り合うことに。彼はリュミエラ・ローズという筆名で活躍する、人気恋愛小説家で…!?新釈「あしながおじさん」、待望の続編!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は世間を騒がす美術品泥棒「怪盗黒薔薇」が登場し、アデルの想像力をガンガン刺激。しかし一方で美青年小説家と麗しの男装教師がアデルとオスカーに接近して二人の仲を掻き回していき・・・・・・というストーリー。

最初から思いっきり怪しかったクライヴシヴィルですが、アデルとオスカーを掻き回したところで大したことできないだろうと最初は高をくくっていたんですよね。こんなバカップルの間に入れるやつなんていないだろうと。
しかし思った以上にハラハラする展開がきてびっくり。「拙速の愚を犯した?」のところはヒヤッとした〜。
あと、公爵夫妻を巻き込むとはうまいな!とか思ってしまいました←

 

公爵夫妻との関係がうまくいかず、アデルの不安が漏れ出てくるシーンはすごく良かった。
オスカーとの関係にせよ、小説家としての未来にせよ、アデルの悩みってすごく誠実で真面目なんですよね。
ぶっ飛んだポジティブシンキングで行動したり、逞しい妄想想像力を披露したりするから忘れそうになるけど、彼女自身はとても現実的な考え方の持ち主。
純粋でフワフワしてるところもあるけど(コウノトリ信仰だしね!)、しっかりと地に足をつけてコンプレックスを乗り越えようとするアデルが本当に好き。

 

そんなアデルに骨抜きにされたダンディ・オスカーは今回もとても残念なハイスペックイケメンっぷりを発揮していました。
深淵なるレース編みの世界へようこそ!入門したばかりのはずなのに一足飛びに上達しすぎじゃないですかねぇ?

こんなに何でもできる人相手だと、アデルが劣等感を抱いて不安に思うのも無理はないかと。ピアノのくだりは嫌味かと思ったw
しかし大丈夫。彼はスペックをふまえてみてもとても残念だから・・・・・・。

今回も無自覚なアデルに振り回されまくるオスカーにニヨニヨさせられたものの、コウノトリ信仰と2つの会に色々と阻まれるところなんかはやっぱり全力不憫でした。でも幸せそうだからきっと問題ない。
このバカップル、末永く爆発してくれたら良いと思う!

 

そんなバカップルが巻き込まれていく今回の怪盗騒動。
真相と黒幕はさておき、個人的には「シヴィル」の正体をオスカーが看破した理由の方に興味津々です。学生時代のとこもっと詳しく。「お姫様役」の話でもいいw

 

事件をうまく利用した結果、ハッピーエンドを掴み取ったユーディのしたたかさには笑ってしまいましたw
さすがこのシリーズ一番の腹黒。でもこのカップルも好きだからうまくいってくれて良かったです。

 

さて、前巻で残された懸念事項だったユーディとリンディアの問題は解決してしまったわけですが、シリーズは続くのかな?
このバカップルの珍騒動をもっと見ていたいのでぜひ続刊してほしいです。
というわけで3巻待ってます!

 

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。