七日の喰い神3/カミツキレイニー


七日の喰い神 3 (ガガガ文庫)
七日の喰い神 3 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年5月刊。
マガツカミと祈祷士の異種バディの奮闘を描くシリーズ第3弾。
前巻に引き続き、ますます面白くなってきました。それにしても元六花隊メンバーはキャラ濃いなぁ。

☆あらすじ☆
人喰う神を乗せて、列車は走り続ける。超高級蒸気機関車『カムパネルラ』に乗り込んだ七日とラティメリア。煌びやかな車内装飾に、豪華な食堂車、そして上流階級の乗客たち。そんな浮き世離れした世界とは異にする車両があった。祈祷士たちが強固に警備にあたる物々しい雰囲気……。この高級列車は、祈祷士協会によって捕らえられた“六花のマガツカミ”の一人である“掴み神”を秘密裏に移送するためにカモフラージュされたものだった。列車に潜入した七日の目的はただひとつ“掴み神”ヘリアンサスを斬ること。タイムリミットは目的地到着予定の深夜まで。そんななか、七日はかつて戦場でともに戦った元六花隊の一人と再会する。“妖刀使い”獅童巳月――彼は“掴み神”ヘリアンサスの移送を監督する看守長となっていた。一方、初めての列車旅行に浮かれるラティメリアもまた、ある人物と出会っていた――「やあ、“喰い神”ラティメリア。君は本当に六花に似ているね」マガツカミを殺す者と護る者、かつての戦友同士が繰り広げる熾烈な攻防戦! それぞれの思惑を乗せて列車は走り続ける。

以下、ネタバレありの感想です。

 

第一話のぽちゃメリアが丸々コロコロしててめちゃくちゃ可愛い!!
階段から転がり落ちてるシーンに笑ってたら、直後の七日の「・・・・・・多分、大丈夫じゃねえかな・・・・・・」で腹筋を痛めました。諦めるのかー。

 

そんな笑える前哨戦で幕開けしつつ、今回の本題は蒸気機関車での縦横無尽な大混戦。
走行中の列車という閉じられた空間で繰り広げられる、「掴み神」ヘリアンサスと、彼女を巡っての元仲間同士の戦いは読み応えたっぷりでした。列車アクションといえば屋根にのぼるのはお約束ですよね!

 

七日が敵対する元六花隊メンバーがまたキャラが濃くて良い。
特に獅童巳月が良キャラだったなぁ。
性格はゆるっとしてるのに戦うと強いっていうのが最高ですね。マシュマロってちびに効くんだ、って一瞬信じた私の期待を返して。

 

対して紙燭龍之介の方はミステリアスに怖い感じ。
というか、龍之介と六花って恋人だったんですかね・・・? 200頁のとこ、もっと詳しく。
本人はすでに死者ですけど、ラティメリアを中心になんだかややこしい三角関係ができてしまったような気が(楽しい)

 

この二人にキャラでは負けてる気もするけれど、鼻血ブーの雪生も頑張ってました。まさかこんなに早く再登場するとは思わなくてびっくり。
それにしても健気だよなぁ、この子。次巻以降も登場してくれると嬉しいです。

 

「六花の最期の願い」に対してどう考えるかで完全に割れて互いに譲れない以上、龍之介と七日の衝突は今後も続くのでしょう。
「喰い神」という存在の意味についてはハッとさせられましたが、終盤でラティメリアが抱いた葛藤に救いをみました。
ラティメリアの成長は七日が望んだ方向に進んできてるってことなんだろうか。互いに「信じる」と確かめ合った二人の今後の関係が気になります。

 

ラストの抱き合って落ちていくシーンがとてもロマンチックでお気に入り。
4巻も期待してます!

 

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