キミもまた、偽恋(オタク)だとしても。1〈上〉/渡辺恒彦


キミもまた、偽恋だとしても。1〈上〉 (オーバーラップ文庫)
キミもまた、偽恋だとしても。1〈上〉 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2016年5月刊。
互いにオタク趣味を隠しながら偽装恋人をすることになった高校生のラブコメ。
あ、これ好きなやつですね。全部バレたら幸せになれそうなのに、当人達は必死に秘密を隠してコメディしちゃう感じ。そこにとてもニヤニヤしてしまうやつですね!Σb( `・ω・´)グッ
1巻の上巻ということで、単体だとヤマとオチが少し弱いのですが、ここから更に面白くなりそうな予感しかありません。
下巻がはやく読みたい!

☆あらすじ☆
「理想のヒモ生活」渡辺恒彦が描く、次なる理想のヒロインとは……。
「ねぇ。わたしの秘密、バレてないよねっ!?」「俺の秘密、バレてないよな!?」
関東圏のとある田舎町。岩下学園に越境入学して間もなく、村上政樹は学級委員の長島薫子に「偽装恋人」になって欲しいと頼まれる。薫子の家は地元では知らない人のいない旧家。お見合いを回避するための手段として偽装恋人の役を頼んだのだ。しかし、政樹が薫子の親に紹介されると思わぬ事実が発覚! それは村上家こそが長島家の主筋の直系だったこと。そして、あれよあれよという間に、婚約まで話が進んでしまい、2人は引くに引けない状態になってしまって……!?
そんな二人にはそれぞれ相手に対して、一つだけ大きな秘密を抱いていた。それは「隠れオタク」「隠れ腐女子」という秘密であった。

以下、ネタバレありの感想です。

 

物語は、互いの家の事情が絡み合った結果、偽装恋人状態で形だけ婚約してしまった2人の高校生村上政樹長島薫子の恋を描いていきます。

 

嘘の恋人関係から始まる物語って良いですよね。個人的にとても好きな設定です。

しかも政樹の方は嘘を本当にしようと告白済み。対する薫子は笑っちゃうくらいチョロイン。
もうこれほとんど上手くいってるような気がするんですけど。
薫子がギリギリで踏ん張ってるような、すでに8割方落ちてるような。だがそれが良い。
告白後に「くおおお!」「うわああ」て叫びながらベッドで悶え転がってるふたりとか、ほんと可愛すぎでした。めっちゃニヤニヤした。

こういう恋人一歩手前の状態が一番楽しいので、薫子には是非とも頑張って抵抗してもらいたいものですw
政樹はもっと押せ!どんどん押せ!!

 

そんな感じで偽装恋人としてスタートした政樹と薫子の関係。
二人が実はどちらもオタクであることが物語を更にコミカルに彩っていくことになるのです。

面倒を避けるために隠れオタクになると決意した政樹と、これまでずっと周囲に腐女子であることを隠してきた薫子。

そして色々と探りを入れた結果、不幸にも相手にオタク趣味がバレてはいけないという考えが一致してしまう二人。

偽装恋人+オタク隠しの状況が揃ったここからが本作の本領発揮なのでしょう。
互いにバレてはいけない(?)秘密を抱えているなんてワクワクハラハラしますね〜。

 

きっと七章みたいな展開がこれからもっと読めるにちがいない。なんか面白そうなフラグがネット上で立ちましたしね。
オタバレのピンチにドキドキしてすれ違う二人がもっとみたいです。もっとください。

 

ちなみに私自身も隠れオタクなので薫子の言い分や政樹の行動に色々と共感できて、そんなところも面白かったです。
隠れオタクの最大の天敵はこちらの素性を知らないオープンオタク、とかね。うんうん。油断してると危うく釣られそうになるんですよね。バレてないよな!?って感覚めっちゃわかる。

 

上巻とされているだけあってラブコメが動き出したところで終わってしまいましたが、こんなの絶対面白くなるに決まってます。

待望の下巻は7月刊にラインナップされている模様。
とても楽しみです!

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