ゴブリンスレイヤー2/蝸牛くも


ゴブリンスレイヤー2 (GA文庫)
ゴブリンスレイヤー2 (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年5月刊。
ただひたすらにゴブリンを狩り続ける冒険者の物語第2弾。
果たしてゴブリンを殺すだけの話でどうやって続けるのかと思っていたのですが、ちゃんとゴブリンを殺すだけの話のまま面白さを維持できていてびっくりしました。

☆あらすじ☆
「どうか、わたくしどもの街を救っては頂けないでしょうか」
「救えるかどうかは、わからん。だが、ゴブリンどもは殺そう」
ある日、ゴブリンスレイヤー指名の依頼書が冒険者ギルドに届いた。差出人は水の街――辺境一栄える至高神の都の大司教だった。大司教はかつて魔神王を打ち倒した金等級の一人として、剣の乙女と呼ばれる英雄でもあった。彼女いわく、水の街の中に何故か小鬼が出るという。
ゴブリンスレイヤーは妖精弓手、女神官、蜥蜴僧侶、鉱人道士とともに水の街の地下迷宮に挑む!
「この小鬼禍は、人為的なものだ」
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第2弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は水の街の大司教・剣の乙女からゴブリン討伐の依頼を受け、ゴブリンを殺しまくるストーリー。

 

徹底しているなぁと思ったのは、今回の事件の裏には大きな(?)陰謀があったのに、そこは全て勇者に丸投げしてゴブリンスレイヤーたちはひたすらゴブリン狩りに終始していたこと。
普通、そこは主人公が格好良く陰謀を暴いて問題を解決するものじゃないの!?と衝撃を受けました。
「この子鬼禍は、人為的なものだ」とあっさり見抜いていたのに人為の部分は外部に委託しちゃうのか、と。

 

ゴブリンスレイヤーさんのブレなさにびっくりしましたが、それでもしっかり面白いのが本作のすごいところ。

子鬼狩りなんてルーチンワークになりそうなのに、一歩間違えば全滅の危機という緊張感がすごい。
罠にかかったシーンの緊迫感と絶望感には生唾のみまくりでした。ハラハラした〜!

 

そして今回は「パーティー」として形になっていくのが良く分かって、その変化も楽しかったです。
ゴブリンスレイヤーをリーダーとして、それぞれが役割をしっかりこなせている無駄のないパーティーになってきている気がします。

加えて妖精弓手たちのキャラ自体も良いんだよなぁ。
「そうか」がデフォルト返事になっているゴブリンスレイヤーがなんだか感情豊かに見えるのはメンバーが彼をドタバタと会話の中に引き込むからでもあるんだろうなぁ。あと女神官がゴブリンスレイヤーの微妙な変化をしっかり観察しているからw
だんだんツッコまれるのにも慣れてきて「火も、水も、毒も、爆発もなしだぞ」ってドヤったゴブリンスレイヤーさんが可愛すぎて不覚にも萌えましたw

 

ゴブリンスレイヤーたちはピンチはあれど元気いっぱいでしたが、剣の乙女の事情は不意打ちでした・・・・・・。ゴブリン怖い。ほんとやってることがエグい。
彼女のトラウマと絶望が辛かったのですが、「ゴブリンは、俺が殺してやる」の一言は本当に格好良かった。彼のブレなさは誰にとっても救いですね。

 

さて、今回も面白かったのですが、次回もこんな感じでやっぱりゴブリンを殺しまくる話になるのでしょうか。
それでも面白くなるのでしょうけど、ちらっと出てきた勇者に絡んでほしいような気も。あと魔女と槍使いの2人組と臨時パーティ組んでくれないかな。

何はともあれ3巻も楽しみに待っています。

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