魔法医師の診療記録3/手代木正太郎


魔法医師の診療記録 3 (ガガガ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年4月刊。
妖病と戦う魔法医師の物語第3弾。
クセのあるシリーズだと思っていたのですが、この巻は前巻までよりはちょっと大人しめ?
クリミアたちの医療行為を根底からひっくり返しそうな展開にワクワクしました。

☆あらすじ☆
揺れるクリミア。妖病の新たなる解釈。太古の昔、医術と魔術とは、同一のものであった。その技術を継承し続ける者たち。その者たちは、魔法医師と呼ばれていた。ドゥンと呼ばれる様々な《妖病》の原因。それに感染することで、人は伝承の中に存在する魔物に身を変える。故に、魔法医師は必要とされ続けている――。だが、その魔法医師も《妖病》に冒されることがある。魔法医学の権威・ガレノス。彼は治療法が不明のドゥンに感染し、その命を削りとられていた。そして、彼の元に5人の魔法医師が集う。彼の治療を巡って、技を競い合う魔法医師たち。その一方で、ガレノスの身辺について、奇妙な事柄が浮かび上がってくる。サキュバスの存在と、石化の邪眼を持つ少年。クリミアの他に呼ばれた医師たちとガレノスとの内縁関係。そして、ガレノスは何者かにドゥンを植えつけられた……。果たしてガレノスと、それらとの関係とは。そして、ガレノスの妖病の意外な真相とは。ヴィクターの師、フレデリーク・ナイチンゲールも登場し、クリミアとヴィクターの旅は次のステージへ。魔法医学の特異な一面が記された第3集。

以下、ネタバレありの感想です。

 

魔法医学界の権威・ガレノスによって「悪夢館」に招かれたクリミアとヴィクター。
そこで謎の妖病に感染したガレノスを治療を他の魔法医師たちと競うことになって・・・・・・というのが今回のストーリー。

 

4組の魔法医師がそれぞれの特徴的な技術を駆使して治療に挑む展開は面白かったです。
まさかアロマテラピーや磁気医療が出てくるとは。

 

相変わらずワケの分からないファンタジック医療行為が楽しかったものの、今回は前回までに比べると置いてけぼりを食らうほどの暴走感はなかったような?
悪夢館の怪奇現象自体はホラー調でなかなか良かったのですが、前巻の「腸管の覇王」レベルの奇怪がなかったことを寂しいと感じた私は相当毒されてきている。

 

・・・・・・とか思っていたら真相にメチャクチャびっくりしました。
ガレノスの病気の原因とかアレコレと驚きはあったんですが、今回最も衝撃を受けたのはハーヴェイの命をつないだ「乳」の話。
サッキュバスの正体にゾワワワワっときました。これは是非とも闇に沈めるべき真実なのでは。少年が知った時に何を思うのかちょっと気になりますけど。
こういう展開を平気でぶち込んでくるのがこのシリーズらしくて良いんですけど、いやでもこれはないわ!!w

 

それはさておき、今回のクリミアの気持ちの揺らぎはどう見るべきなのでしょう?
三角関係になっちゃうの?
ヘルメスへ信頼を寄せるクリミアにイライラするヴィクターが楽しかったんですけど、最後に明かされたヘルメスの正体に一気に事態が複雑化してしまったような・・・・・・。

 

何はともあれ4巻が楽しみです!

魔法医師の診療記録 3 (ガガガ文庫)
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手代木 正太郎
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