【好待遇】猜疑王の契約王妃(※丁寧に指導します)/乙川れい


【好待遇】猜疑王の契約王妃(※丁寧に指導します) (ビーズログ文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★☆☆
2016年4月刊。
猜疑心で凝り固まった王様と短期契約王妃のラブコメ第2弾。
前巻だけではピンとこなかったヒロインの過去が少しずつ掘り下げられていき、面白くなってきました。
こじらせ王様の方も少しずつ変わってきていて、その焦れったさがとても良いw

☆あらすじ☆
「──末永く、よろしく」。半年だけの契約王妃を引き受けたハズが、婚姻関係を契約延長することになった修道女志望のエステラと猜疑王ヴィクリス。だが、ヴィクリスはエステラを気にしつつも既に後悔中……契約を続けるために秘策を立てるが!? そんな中、久々に開催する“聖兜祭”で国民の前に出るというエステラに父が大激怒! エステラの過去の罪とは──!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回は久しぶりの「聖兜祭」開催と、聖遺物絡みの陰謀の物語。
前巻ではあまり触れられていなかったように感じた(もしくはあまり大げさに書かれていなかった)「幼少時にエステラが犯した罪」についても掘り下げられるストーリーでした。

 

エステラが壊したという聖遺物の話ってこんなに大変なことだったんだなぁ、と2巻を読んでびっくり。
それでも子どもへの罰としては重すぎる気がするのですが、宗教観的に仕方ないのか。もしくは、まだ何か秘密があるのか。
エステラが聖遺物を触ったときの反応をみるに、どうも後者のような気がしますね。
他の人が触っても平気なところをみると、エステラ自身に隠された何かがありそうです。
事情を知っているのは父親なのでしょうけれど、そこらへんは次巻以降に持ち越し。伏線の回収が楽しみです。

 

聖遺物絡みの陰謀に関しては、もう少しマリユーグについて掘り下げてほしかったです。最初の挨拶の次が最後の真相究明シーンだったような?このあたりのキャラの動かし方とか伏線の張り方がやや粗く感じてしまいました。

 

一方で、コーネリアについてはキャラが魅力的で良い具合に動いていたと思います。
エステラやヴィクリスとの絡み方が面白くて(常識的な人の視点からみると夫婦の変わり者っぷりが楽しいw)、隠していた企みを知ってもなんだか憎めないキャラクターでした。
エピローグ後のオチも含めて好感の持てる貴婦人だったので、ぜひ続投していただきたいところです。

 

ヴィクリスとエステラのラブコメについては一進一退しつつもちょっと進展、といった感じ。
この焦れったさにニヨニヨしてしまいます〜。
猜疑王であるヴィクリスが簡単にエステラを信じても拍子抜けしてしまうだろうし、このくらい猜疑心をこじらせている方が魅力的で、何より楽しいですよねっ(^o^)
特に「行動予定・実績表」は吹きましたw なんて堂々たるストーカー!
行動の事前申告制も楽しすぎました。もっと色気を出してくれてもいいんですよww

 

前巻でしっくりとこなかったエステラの過去について掘り下げが進み、面白いシリーズになってきたと思います。
次巻も楽しみに待っています!

 

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