魔術師のプロポーズ/葵木あんね


魔術師(マエストロ)のプロポーズ (ルルル文庫)
魔術師(マエストロ)のプロポーズ (ルルル文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★★☆
2013年2月刊。
変人な天才画家と真面目な王女様のラブコメ。
ヒーローは色々とぶっ飛んでるし、もっとぶっ飛んでる人も出てきますが、最後はロマンチックに盛り上げてくれる楽しい作品でした。
話のテンポは良く、糖度も十分。良い少女小説を読んで満足です(*˙︶˙*)

☆あらすじ☆
王女様は三度結婚式を挙げる!?クラファノ王国第六王女リリーネは、王女としての務めを果たすべく、清く正しく美しく育ってきた。国のために政略結婚するのも当然の務め、と隣国の第二王子ユーグに嫁ぐため、盛大な結婚式に心して臨んだ。ところがユーグは駆け落ちしして逐電!リリーネは取り繕い事態を収拾しようとしたが、式の様子を描くべく招聘された気鋭の宮廷画家アルヴェンが、まったく空気を読まずにさらなるトラブルを起こし…!?天才だが変人のマエストロ・アルヴェンを相手に、リリーネの清く正しく美しい王女ライフははたしてどうなる!?ロマンチック・ラブコメディ決定版!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

「王女」としての役目を果たすことに務めてきた真面目な王女リリーネ
結婚式当日に結婚相手のユーグ王子に駆け落ちされたリリーネは、天才画家アルヴェンの奇行の結果、なぜかアルヴェンと改めて結婚することになってしまい・・・・・・というところから物語はスタート。

 

序盤からフルスロットルすぎて一瞬置いてけぼりを食らいました。
「ダティーレなら仕方ない」で王女様と結婚できるのか!画家やばい!!

お風呂突撃でお触りしちゃうとか、もはや首を物理的に切られても文句を言えないレベルでは(((゜Д゜;)))

 

そんなこんなで序盤のリリーネは色々と不憫すぎました。彼女自身は何も悪くないのに、どんどん醜聞に傷つけられていって涙目。
初恋の件といい、ユーグ王子にアルヴェンといい、徹底的に男運がないヒロインですね・・・・・・。まともな男はいないのか。
ラストで王様が「変人画家か、バカ王子か、究極の二択だったんだぞ!!」ってぶっちゃけてたのはメチャクチャ笑いましたww
王女さまなのにそんな二択しかないとか・・・・・・!

 

色々と不憫なリリーネでしたが、アルヴェンとの風変わりな新婚生活のなかで少しずつ彼との距離が近くなり、彼女自身も変わっていく姿はとても素敵でした。

 

アルヴェンも強烈な変人っぷりにドン引きさせるのは序盤だけでした。
絵を描く以外のネジが飛んでることには変わりありませんが、ちゃんと少女小説のヒーローしてくれていてホッとしてしまったw

彼が画家を志したエピソードも良かったです。
狂気と紙一重な彼の画家としてのモチベーションも理解できましたし。

 

そのまま新婚さんとしてうまくいくのかと思いきや、終盤は怒濤の展開へ。
ユーグ王子があまりにもバカすぎて、このバカが王子で本当に大丈夫なのかとイライラしましたが・・・・・・そうか、親バカから生まれたバカだったかと納得。ハタ迷惑すぎる!

 

バカが恩を仇で返したことで生まれた緊迫した状況をどう切り抜けるのかと思いきや、アルヴェンのとった行動はとてもロマンチックなものでした
まるでクラシックなロマンス映画みたい。
こんな解決策は、変人な天才画家アルヴェンにしかできないことですよね。
周囲がしっかりノッていく展開は笑うしかなかったですw

 

読後感の良い素敵な少女小説でした。面白かった!

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