暁の天使たち 全8巻/茅田砂胡


暁の天使たち (C★NOVELS)
暁の天使たち (C★NOVELS)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」に続くシリーズであり、両シリーズの合流地点でもある作品。
前半は小さくなった天使たち(ただし中身はそのまま)にニヨニヨしていたのですが、後半はひたすら「怪獣夫婦最高か♡♡♡」ってなっていましたw

☆あらすじ☆
菫の瞳に銀の髪、すさまじく礼儀正しい天使と緑の瞳に黄金の髪のおそろしく口も態度も悪い天使、そして黒い天使。3人の破天荒な天使たちの想像を絶する物語!

以下、全8巻の感想をメモ的に。

 

☆あらすじ☆
デイジー・ローズはお気に入りの薔薇園で3人の天使に出逢った。菫の瞳と輝く銀の髪の、すさまじく丁寧で礼儀正しい天使。宝石のような緑の瞳と太陽の光を浴び黄金に光る髪で、恐ろしく口も態度も悪い天使。そしてもうひとり、黒い天使に―。

2002年3月刊。
デル戦、スカウィに続く第3幕スタート。
13歳に戻ってもリィとシェラは相変わらずでした。
情報として知ってはいましたけど、リィに血のつながりがある人間が実際に登場するとなんだか強烈に違和感を覚えてしまいますねー。
そしてデル戦を読んでいたときは想像していなかったSF学園ものになるとは。
連れてきたのがシェラだけじゃなかったとは恐れ入りますが、デル戦のときよりも丸くなったヴァンツァーとシェラのやりとりにニヤリw 「試験中」「追試」は普通に笑うww
でもレティシアの進路希望にはびっくりです。逆らえない恐怖の医者になりそう。
前2作とは違った雰囲気を楽しめそうなので期待です。

 

☆あらすじ☆
異世界から来たシェラにとって“この世界”は魔法に満ちていた。科学という“誰にも平等に使える魔法”が、人の代わりに何でもやってくれる。しかしシェラは知っていた。“限られた者たちにしか使えない魔法”の存在を。―魔法惑星ボンジュイの存在を。ついに黄金の太陽リィと銀の月シェラ、そして闇のルウの3人が集う。この世界―宇宙に何が起きるのか。

2002年7月刊。
なんかちょっと変わった構成だな?と思ったら1巻の補完だったんですね。
リィと血縁上の家族とのあれこれがあったり、アマロックの正体がわかったり、4人組のお茶会があったり、最後にとんだ爆弾が落とされたりと淡々とした雰囲気の割に盛り沢山な内容。
アーサーの空回りしまくっていた片想いが微妙に報われた瞬間に感動したものの、あれが最大限の歩み寄りなんだと思うと切ない・・・・・・。
それにしてもこのシリーズに入ってからシェラの存在感が完全に主人公といって良い感じですね。
サブタイの「神々の憂鬱」の意味が不憫すぎましたw

 

☆あらすじ☆
「きみのお母さんが生きている」突然アレクサンダーから告げられてダンは呆然とした。しかも「お母さんの復活に伴ってお父さんも蘇ってくる」とは何事だ!?ところがこの“彼”の再生体が連邦情報局によって強奪された!己の中に本物の彼を宿しているルウは困惑し―そして奪われた“彼”を追って連邦に乗り込むが。

2002年12月刊。
サブタイからして期待で胸を高鳴らせつつ読んだのですが、とんでもなく焦らされました。
その分ラスト10頁くらいの興奮が半端ない。でもすごく突然復活しましたねー(;`・ω・)
今回の大半はダン親子とルウの話でしたが、ダンの意固地な態度は(彼なりに複雑な心境だったとはいえ)普通に失礼だしリィが怒るのも無理ないような。
なんかイラッとしたから彼が早くお母さんの真実を知って目を覚ます瞬間に期待したいですw

 

☆あらすじ☆
キングは蘇ったとたんルウの死体に遭遇する。何が起きたのかさっぱり訳が判らなかった。リィとシェラは数百光年を一気に飛んだ。しかし事態を何も把握していなかった。混乱の中、一同は“ダイダロス・ワン”―連邦情報局本部に集ったのだ。だが、彼らは互いの存在を知らぬがゆえに相手を容易ならざる敵として認識、必殺の攻撃を繰り出した。

2003年3月刊。
ああもうやっぱり怪獣夫婦は最高!
読んでてずっと顔がにやけてしまったじゃないですかーもー。
キングの執念の勝利ですね。
起きた女王の怒りにも愛を感じてテンションが上がりました。これはもう盛大にバイオレンスな再会を期待するしかない。
ラストの合言葉当てのシーンかなり好きなんですけど!!!(半ギレ)

 

☆あらすじ☆
ルウが復活し、キングも帰還し、女王は覚醒し、ダイアナも起動した。だがキングは連邦情報局に捕えられ、女王とダイアナには“ダイダロス・ワン”が繰り出した精鋭部隊が接近しつつある。この“加速する非常識”をルウの力で見せられたダンは呆然と呟いた。「…あかい、ひこうき…」

2003年7月刊。
サブタイとカラー口絵からしてニヤニヤが止まりません。
でもバイオレンスな再会を期待していたら叩きのめされたのは外野のお邪魔虫だったという・・・・・・。あれだけ怒ってたのに当人には一発殴るだけで済ませるんですかー!
念願の夫婦再会は素直じゃない二人の会話に顔がゆるみっぱなしです。「みんなおまえだった」にはキュンキュンしすぎて死ぬかと思った。
ダニエルも夢からさめて良かったですね。
今回一番笑ったのはルウの「さようなら、常識!」おまえがいうな

 

☆あらすじ☆
リィの身体が光る。黄金の髪は輝き、額には第三の眼のごとき濃緑の宝石をはめ込んだ銀細工の輪。腰に剣を佩くその姿は―シェラのよく知る第一級の戦士の雄姿だった。「おまえが迎えに来てくれ」という一言をシェラに残して、リィは暴走するルウの元に跳ぶ。たとえ二人の再会が死を意味したとしても…。暁の天使たち、完結篇。

2003年11月刊。
表紙のルウがどこぞのボスキャラのようだ。ボスキャラだった。
3年前の後始末を含め全て収めた完結巻。
結局、これはデル戦とスカウィという2つのシリーズの合流地点となるシリーズだったんですよね。とても面白かったです。
しかしルウのブチ切れは普段が穏やかなだけにリィ以上に恐ろしい。割と粘着質だし。
ここまでが序章なのだとすると次のシリーズからが本題なのかな。とても楽しみです。
その前に外伝2本を読まなければ。

 

☆あらすじ☆
リィ捨て身の攻撃でルウの暴走は抑えられた。セントラル宙域の壊滅は免れたのである。しかし脱出を急ぐ一行の前にふたたび“悪しきもの”が立ち塞がり、執拗にルウに迫るのだった!『天使の舞闘会』で語られなかった脱出劇の顛末を描く『嵐の後』。さらにダンの息子ジェムが、母親のルウを探しに行くと言い出して大騒動になる『宇宙一不幸な男』の2篇を収録した外伝。

2004年3月刊。
最終巻を補完する後日談。
リイとルウの仲直り?シーンで、お菓子を前に唖然とする3人組が面白すぎでしたw 挿絵がまた可愛いんだよなぁー。
そしてジェームズの「母」問題についてもようやくフォローが入りましたね。最後のオチが好き。おばあちゃんに負けじと強い男になるがよい。
あと夫婦がところかまわずじゃれ合い始めるの本当にニヤニヤするんだけどよろしいもっとやりなさい。

 

☆あらすじ☆
黒い天使がセントラル星系を崩壊させかねない災厄を起こしていた一方で、彼らは平穏で地道な一般市民的(天使及びゾンビ主観において、ではあるが)学園生活を送っていた!渾身の作の小論文に『不可』を出されヴァンツァーは落第の危機に。教授の特殊な趣味を知って行動を起こす彼らの活躍を描いた「一般市民のすすめ」など中・短篇4作を収録した外伝2。

2004年7月刊。
本編が終わり、外伝2冊目になってようやく学園ものになりました。
リィたち、どう考えても一般市民から浮いてるし馴染める気配がないんですけど、その異質さがまた楽しいんですよねぇ。
話だけは出ていたリィの恋人?が登場してびっくりしました。なんか思っていた人と全然違うタイプ。もっと儚げな美人か快活な美人を想像してたのに。
最後のシェラが頑張る短編はとても素敵でした。感動の再会。

 

 

「暁の天使たち」シリーズを読み終わったので、次は「クラッシュ・ブレイズ」シリーズですね。全16巻かー。最新刊まで先は長い(;・∀・)

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