青玉は光り輝く(時間旅行者の系譜2)/ケルスティン・ギア


青玉は光り輝く (時間旅行者の系譜) (創元推理文庫)
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前巻の感想はこちらから


評価:★★★★☆
2016年3月刊。初出は東京創元社2013年5月刊。
タイムトラベラー女子高生が恋と冒険と謎に挑むファンタジー第2弾。
楽しい仲間が増えて更にワクワクします。ギデオンとの関係についてはやきもきさせられましたが。最終巻でどうなるのかな?

☆あらすじ☆
予言された12番目のタイムトラベラーであることが判明したグウェンドリンは、タイムトラベル能力の調整のために行う“時間消化”中に、若き日の祖父に出会った。絶好のチャンスとばかりギデオンや〈監視団〉のメンバーには内緒で、ルーシーとポールがクロノグラフを盗んで逃亡した謎を解明しようと画策する。クロノグラフが12人のタイムトラベラーの血を読みこんだとき、いったい何が起きるのか? そしてグウェンドリンに固執するサンジェルマン伯爵の思惑は? ドイツで100万部突破。大人気のタイムトラベル・ファンタジー3部作、第2弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

「監視団」内部では敵視され秘密だらけ、事情を知ってそうなママは何も教えてくれず、相棒のギデオンとはそれどころじゃないグウェンドリン。
そんな彼女に頼もしい仲間が増えたよ!というところから始まる第2巻。

 

ガーゴイルの幽霊セメリウスはすごくキュートですね!
こういうキャラクターをみていると海外ファンタジーを読んでるなぁ、という気分になります。口が悪くて自由きままで憎めないキャラ。

「誰にも見えない幽霊が見える」というグウェンドリンの能力がセメリウスの登場によって一気に強力な武器に変わったのも面白い。
ジェイムズしかいなかったときは役立たずどころか弱冠足を引っ張るだけでしたから・・・・・・。
まぁセメリウスに色んな場所を偵察に行かせて、知らなくていいことを知って傷ついてしまったりもするわけですが。途中でギデオンの浮気?監視みたいになってた気もするし。

 

そしてタイムトラベル先でも新たに頼もしい仲間を得たグウェンドリン。
おじいちゃんとの邂逅シーンで、ちょっと泣きそうになるグウェンが可愛かったです。
誰を信じていいかも分からない状況のなかで、思い出の中の優しかったおじいちゃんにすがりたくなるのも分かるよなぁ(´・ω・`)

 

あとひとり仲間が増えたような気もしますけど、ギデオン弟って信じて大丈夫なんだろうか・・・・・・。

 

ギデオンといえば、前巻では展開早すぎて(よくよく考えたらあのキスは出会って3日の出来事なんですね)、これはハニートラップ!とひとりで身構えていたのですが。

うーーーん????

伯爵の話からすると「やっぱりハニトラだったんじゃん!」とも思うのですが、現時点のギデオンの気持ちはよく分からないし、そもそもなんであのタイミングで伯爵がハニトラをバラしたのかもよく分からない。
バラしても今のグウェンなら問題なしって判断したのかな?

 

まぁ、ギデオン絡みではグウェンの脳内はちょっとアレですからね・・・・・・。
レスリーからもジョージからも釘をさされて、自分でものぼせちゃダメだと言い聞かせているのに、すぐギデオンのことで頭がいっぱいになるグウェンドリンがティーンらしすぎて可愛いw
悪く言えば恋愛脳ですけど、思春期だから仕方ない。
ギデオンにも自分の心にも振り回されているグウェンドリンの恋の行方が気になります。

 

全体のストーリーについては、様々な伏線が新たに登場。
「監視団」と敵対する組織の登場や、不穏なルビーの予言と大伯母の予知夢(?)。
伯爵も相変わらず不気味だし・・・・・・。

 

そして最後は気になる引き。
ポールはギデオンに一体何を渡したのか。
ギデオンはグウェンの本当の味方になってくれるのか。

 

5月発売の最終巻がとても楽しみです!

 

余談。
このシリーズ、すでにドイツなどで映画化してるんですねー。PV良い感じなんですけど、日本公開はないのだろうか。

 

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