身代わり花嫁の懺悔日記


『身代わり花嫁の懺悔日記』(宇津田晴著/小学館ルルル文庫)★★★☆☆

身代わり花嫁の懺悔日記 (小学館ルルル文庫 う 1-29)
身代わり花嫁の懺悔日記 (小学館ルルル文庫 う 1-29)

2016年3月刊。
毒花と呼ばれる姉の身代わりで花嫁になった苦労性の妹の物語。
悪役が微妙すぎてストーリーは少し物足りなかったものの、悪女になりそこなってツンデレるヒロインが可愛い生き物すぎて楽しい作品でした。
気分転換に軽い甘さを楽しめて満足です。

☆あらすじ☆
姉の身代わりで、王太子に嫁ぐことになった令嬢サラー。多くの男性を翻弄して毒花と呼ばれる姉のふりをするために、せいいっぱい魔性の女を演じてみるけれど、もともと生真面目で純情なサラーは演技に四苦八苦。夫になったウィロウ王子をだましているのが申し訳なさすぎて、ついつい、ウィロウが寝ている横で、こっそり懺悔してしまう日々がつづく。一方、噂の悪女がなぜか初心で善良な姫君にしか見えず、不思議に思っていた夫のウィロウ。とある事情で「悪女」に求婚するしかなかったウィロウだが、ツンツンした態度をとりながらも、陰でこっそり夫を気遣うサラーに興味がわき、その必死さが愛おしく思えるように。悪女になりきれないばかりか、ウィロウから向けられるやさしい眼差しと甘い言動にドキドキしてしまうサラー。そんなある日、王子暗殺を企む一派の計画を知ってしまい…!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

モテすぎて男を破滅させてしまう双子の姉の身代わりとして、王太子ウィロウに嫁ぐことになった貴族令嬢サラー
はやく破談にしてもらおうと必死に悪女のふりをするサラーの奮闘を描くラブコメでした。

 

純粋培養すぎて悪女ではなくツンデレになってしまうサラーが可愛すぎてw
彼女の奮闘を微笑ましく見守る周囲と同調率100%でした。この生き物をずっと愛でていたい。

 

さらに可愛かったのが懺悔日記口頭版。
夜な夜な枕元で懺悔を垂れるとかどんなホラーだよとツッコミたかったのですが、本人達は幸せそうだったので問題ないのでしょう。
まぁ内容も懺悔なのかノロケなのかって感じですしw イチャイチャしてるようにしか見えぬww
全部わかった上でニヤニヤしてるウィロウは悪い人ですね!

 

そんな感じで糖度の高さがやばい作品でしたが、終盤の陰謀劇については物足りない感じ。
悪役が小物すぎて。びっくりするくらい迂闊ですし。うーん。
自己犠牲的なサラーの悲壮感は良かったんですけどね。

 

ストーリーは色々とツッコミどころの多い作品でしたが、お手軽な糖分補給にはぴったりのラブコメだったと思います。
ちらちら存在感のすごい姉ラティフォリアがなかなか良キャラだったので、彼女主人公のスピンオフとかしたら面白そう。今度はもうちょっとストーリーにも読み応えがあるといいな。

宇津田さんの次回作も期待しています。

 

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