対魔導学園35試験小隊12 黄昏の呼び声


『対魔導学園35試験小隊 12.黄昏の呼び声』(柳実冬貴著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

"対魔導学園35試験小隊
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前巻の感想はこちらから


2016年3月刊。
昼ドラもびっくりな兄妹愛憎劇もついに決着・・・・・・?
クライマックスな盛り上がりが楽しかったのですが、次回がいよいよ最終巻とのこと。

☆あらすじ☆
そして世界に、黄昏の時が訪れる――
キセキによって分断させられた35小隊。世界がキセキに侵食され、颯月がインノケンティウスをふるう絶望的な状況下、小隊メンバーはタケルが願いを貫けるよう、戦い続ける。そしてラピスもまた――

以下、ネタバレありの感想です。

 

ついにキセキの愛憎劇が終幕へ。

 

35小隊のメンバーそれぞれが悪夢の中でキセキと対峙していくのですが、全員驚くほどにブレない。
精神攻撃が効いていないわけではないのに、すぐさま立て直すところに成長を感じます。初期はあんなにボロボロでダメダメだったのになぁ。強くなったなぁ。

 

そんな中で印象的だったのはヴラド。
そういうポジションにいくんだ!?と驚きつつ、なんとも切ない結末でした。
もうヴラドと桜花の喧嘩腰なやりとりが聞けないと思うと寂しい・・・・・・。

 

キセキとタケルの兄妹喧嘩についてはタケルが結構頑張ったかな、と。
真正面からキセキの想いを受け止めて、しっかりと返事をする誠実さが良かった。
ハッキリさせないとどうにもならないレベルの愁嘆場ではあったものの、そんな場合じゃないように見える状況だからこそ(世界が滅びかかってますし)、シンプルな答えが映えたのかもしれません。

 

初恋の話はちょっとしんみり。
キセキの全てが報われなかったわけではない、ということに救いを感じました。
彼女の人生はハードモードすぎましたから、少しは優しさのある結末で良かった。「生きていくのが辛すぎる」って一文が重すぎる。
失恋はしてしまったけれど、兄妹関係だけでも取り戻せたことに本当に安心しました。

 

しかしラストで全てがめちゃくちゃに・・・・・・最も空気読まないのは鳳颯月なのでは。
最終決戦がどうなるのか楽しみです。

 

次巻で本編完結、そのあとに後日談な短編集が予定されているとのこと。
最後までしっかり付き合っていこうと思います。

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「対魔導学園35試験小隊12 黄昏の呼び声」への2件のフィードバック

  1. あぁ……終わりが近づく……(泣)
    嫌です(笑)
    僕のラノベへの道を開いてくれた一つの作品なのに(泣)

    1. 茶一こりんさん、コメントありがとうございます。

      ああ、そうだったんですか・・・・・・!!
      そういう思い入れある作品の終わりって、とても切ない気持ちになりますよね(ノД`)

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