北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし3

『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし3』(江本マシメサ著/宝島社)★★★★☆

北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 3
北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 3

2016年3月刊。
今回も面白かった!
リツとジークの間に訪れた大きな変化を描く第3巻。
家族って良いなぁとしみじみ思いつつ、終盤は目頭が熱くなってしまいました。
相変わらず飯テロ&砂吐きまくる作品です。まったりとした優しさに心底癒されました。

☆あらすじ☆
一年前の夜会で出会った、立場も文化も異なる二人―辺境の地を治める貧乏貴族リツハルドと、二つ名持ちのイケメン元軍人女性ジークリンデ。一年間のお試し婚の結果、相思相愛を確認し(やっと?)正式な夫婦に!報告と新婚旅行を兼ねてジークの実家へ旅立った二人だが、旅先で待っていたのは想像もしないことばかり!!「ジ、ジーク、も、もしかして!?」「待て、落ち着け。まだ分からない」プレゼント満載のクリスマスツリー。貴族のお茶会に、ほかほかグリューワイン。ジーク父、こだわりの肉汁溢れるソーセージと生ハム、愛情たっぷり薔薇のジュース作り、と心も身体も温まる第三巻です!第3回なろうコン大賞金賞受賞作!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし3

Re:ゼロから始める異世界生活8

『Re:ゼロから始める異世界生活8』(長月達平著/MF文庫J)★★★★☆

Re:ゼロから始める異世界生活 (8) (MF文庫J)
Re:ゼロから始める異世界生活 (8) (MF文庫J)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2016年3月刊。
アニメ放送間近のリゼロ第8巻。
今回も緊迫の展開が続き、手に汗ニギニギして読んだのですが・・・・・・こんなラストって!!

☆あらすじ☆
強敵『白鯨』との激戦を乗り越えて、再びメイザース領へ舞い戻るスバルはついに宿敵、大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティ率いる魔女教徒と激突する。2016年4月TVアニメ放送開始の大人気Web小説、絆と決意の第八幕。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む Re:ゼロから始める異世界生活8

最果てのパラディン1 死者の街の少年

『最果てのパラディンⅠ 死者の街の少年』(柳野かなた著/オーバーラップ文庫)★★★★☆

最果てのパラディンI 死者の街の少年 (オーバーラップ文庫)
最果てのパラディンI 死者の街の少年 (オーバーラップ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2016年3月刊。
これは良いファンタジーでした。
異世界に転生した主人公が、成長し旅立つまでを描く第1巻。
内容的にはプロローグであるものの、ストーリーのまとまりが良くて単巻作品的に楽しめることができました。
家族愛って良いですよね。終盤の展開は切なくてちょっと泣けてきたり。
キャラも良かったし、神々の存在を感じる神秘的な世界観もとても好みでした。続きに期待しています!

☆あらすじ☆
かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。「約束だ。ちょいと長いが、語ってやる。多くの英雄と俺たちの死の……、そして、お前がここで育った話でもある」――その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 最果てのパラディン1 死者の街の少年

身代わり花嫁の懺悔日記

『身代わり花嫁の懺悔日記』(宇津田晴著/小学館ルルル文庫)★★★☆☆

身代わり花嫁の懺悔日記 (小学館ルルル文庫 う 1-29)
身代わり花嫁の懺悔日記 (小学館ルルル文庫 う 1-29)

2016年3月刊。
毒花と呼ばれる姉の身代わりで花嫁になった苦労性の妹の物語。
悪役が微妙すぎてストーリーは少し物足りなかったものの、悪女になりそこなってツンデレるヒロインが可愛い生き物すぎて楽しい作品でした。
気分転換に軽い甘さを楽しめて満足です。

☆あらすじ☆
姉の身代わりで、王太子に嫁ぐことになった令嬢サラー。多くの男性を翻弄して毒花と呼ばれる姉のふりをするために、せいいっぱい魔性の女を演じてみるけれど、もともと生真面目で純情なサラーは演技に四苦八苦。夫になったウィロウ王子をだましているのが申し訳なさすぎて、ついつい、ウィロウが寝ている横で、こっそり懺悔してしまう日々がつづく。一方、噂の悪女がなぜか初心で善良な姫君にしか見えず、不思議に思っていた夫のウィロウ。とある事情で「悪女」に求婚するしかなかったウィロウだが、ツンツンした態度をとりながらも、陰でこっそり夫を気遣うサラーに興味がわき、その必死さが愛おしく思えるように。悪女になりきれないばかりか、ウィロウから向けられるやさしい眼差しと甘い言動にドキドキしてしまうサラー。そんなある日、王子暗殺を企む一派の計画を知ってしまい…!?

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 身代わり花嫁の懺悔日記

筺底のエルピス3 狩人のサーカス

『筺底のエルピス3 ー狩人のサーカスー』(オキシタケヒコ著/小学館ガガガ文庫)★★★★☆

筺底のエルピス3 -狩人のサーカス- (ガガガ文庫)[Kindle版]
筺底のエルピス3 -狩人のサーカス- (ガガガ文庫)[Kindle版]【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2016年3月刊。
今回も面白かったです!
スリルと絶望が凄すぎて読み終わった後に息切れしてしまうような錯覚が。この疲弊感がたまりません。

☆あらすじ☆
起死回生の一手。たとえ全てを失っても。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。それを滅ぼす一団であった《門部》は、同じ目的を持ちながらもはるかに巨大なゲート組織――《I》なる不死者たちの侵攻によって陥落した。 乾叶と百刈圭をはじめとする数名は、辛くも難を逃れて決死の逃避行を図るが、そんな彼らを狩るべく、かつては同僚であった恐るべき狩人が動き始める。さらにはその裏で、世界そのものが滅亡への歩みを静かに加速し始めてもいた。 強大すぎる敵に対し、《門部》が「負けないため」の作戦――秘されたその真意とは何か。そして、進み始めた世界崩壊の真実とは。 人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼を巡る、《門部》、《ゲオルギウス会》、そして《I》という三つのゲート組織の抗争が、ついに佳境の時を迎える。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、悲劇の第三章。『波の手紙が響くとき』でも好評を博す、オキシタケヒコが手がけるSF異能バトルアクションシリーズ第三弾。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 筺底のエルピス3 狩人のサーカス

花の乙女の銀盤恋舞

『花の乙女の銀盤恋舞』(吉田周著/講談社X文庫ホワイトハート)★★★★☆

花の乙女の銀盤恋舞 (講談社X文庫ホワイトハート)
花の乙女の銀盤恋舞 (講談社X文庫ホワイトハート)

2016年3月刊。
アイスダンスをモチーフにした競技「氷舞闘」に挑む幼なじみカップルの物語。
初恋をこじらせたヒーローにニヤニヤしたり、身近すぎて鈍感になってしまうヒロインにハラハラしたりと、すれ違うふたりが微笑ましい初恋ものでした。
色々と頑張るヒーローを健気とみるかヘタレとみるかはさておき、その動機が可愛すぎて悶えましたw
肝心のアイスダンスシーンは、神話を氷上に表現していくという情景の美しさが素晴らしいものでした。
糖度も十分に高いし、これは良い少女小説ですね!
ちなみに、前作「氷闘物語 銀盤の王子」の8年後の物語でしたが、前作未読でも問題なく楽しめました( ´ ▽ ` )ノ

☆あらすじ☆
スモンの姫君、ロザリーアは、まだ恋を知らない。一方、幼なじみの貴公子リクハルドは、幼い頃からずっとロザリーアのことを想い続けていた。容姿端麗、頭脳明晰、しかも氷闘の現王者、リクハルド。天が二物を与えた完璧王子なのに、内面は傷つきやすく臆病で、自分の気持ちを伝えることがどうしてもできない。この二人が、男女が組みになって滑る「氷舞闘」に、挑戦することになった。祖国の発展のために著名な氷闘士になるのが夢だったロザリーアは、リクハルドの恋心に気付かぬまま、無我夢中で鍛錬にあけくれる……。個性的な登場人物たちに彩られながら、銀盤の上の魔法が、少しづつ少しずつ不器用な二人の心を寄り添わせていく。いじらしく、可笑しく、可憐な初恋物語。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 花の乙女の銀盤恋舞

サ法使いの師匠ちゃん2

『サ法使いの師匠ちゃん2』(春原煙著/GA文庫)★★★☆☆

サ法使いの師匠ちゃん2 (GA文庫)
サ法使いの師匠ちゃん2 (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2016年3月刊。
言葉巧みな師匠ちゃんが胡散くさ可愛いファンタジー第2弾。
今回はカルト宗教に対抗する話。
前巻同様、セリフの応酬に勢いがあって楽しかったです。

☆あらすじ☆
「みんなをスマイル、あたしはリッチに! 実はこのあたしは、伝説のサ法使いだったのでした~!!」
カルト教団に洗脳されたエルフ族を解放するため、辺境のミッケリンナ村へとやって来た詩子たち一行。
「サ法使いって、あのおとぎ話に出てくるペテン師じゃないんですか?」
しかし、村の修道女アルマに強く反発され、協力の申し出を拒絶されてしまう――。
「YOU、(教祖)やっちゃいなよ」
ところが詩子は、アルマを教祖に祭り上げて新興宗教パンスト教を興し、村人奪還に乗り出しちゃった!? 悩み相談にマルチ商法、異世界では斬新すぎる布教活動は奏功するのか!?
異世界ファンタジーコメディ劇場型詐欺、第二弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む サ法使いの師匠ちゃん2

大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

『大正箱娘 見習い記者と謎解き姫』(紅玉いづき著/講談社タイガ)★★★☆☆

大正箱娘 見習い記者と謎解き姫 (講談社タイガ)
大正箱娘 見習い記者と謎解き姫 (講談社タイガ)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2016年3月刊。
大正時代という開かれつつある時代の「女性」を描く4本立ての幻想的なミステリー。
なんとも奇妙な空気をもった作品でした。
箱娘によって開かれる「箱」の中にある真実は、仄暗くて窮屈で、正直、あまり読後感は良くないものばかりでした。
私はちょっと疲弊しましたが、この異様な雰囲気はクセになりそうだし、話そのものは面白かったです。

☆あらすじ☆
新米新聞記者の英田紺のもとに届いた一通の手紙。それは旧家の蔵で見つかった呪いの箱を始末してほしい、という依頼だった。呪いの解明のため紺が訪れた、神楽坂にある箱屋敷と呼ばれる館で、うららという名の美しくも不思議な少女は、そっと囁いた――。「うちに開けぬ箱もありませんし、閉じれぬ箱も、ありませぬ」謎と秘密と、語れぬ大切な思いが詰まった箱は、今、開かれる。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

妹さえいればいい。4

『妹さえいればいい。4』(平坂読著/小学館ガガガ文庫)★★★★☆

妹さえいればいい。 4 (ガガガ文庫)
妹さえいればいい。 4 (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2016年3月刊。
今回はラノベ原作コミカライズの話などなど。相変わらず勢いがあって面白かったです。
そして変態が増えた!

☆あらすじ☆
小説家VSマンガ家!?『妹のすべて』のアニメ化が決定し、さらにはコミック化も決まり絶好調の羽島伊月。しかし満場一致でコミカライズ担当に選ばれたマンガ家・三国山蚕にはとんでもない秘密があり、それはぷりけつや可児那由多、そして何故か普通の女子大生の白川京まで巻き込んだ珍騒動へと発展していくのだった。果たして伊月は、初めてのメディアミックスという荒波を無事に乗り越えることができるのか! そして伊月と那由多との関係にもついに変化が……!? 大人気青春ラブコメ群像劇、待望の第4弾! 今、すべてを懸けた戦いの幕が上がる!

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む 妹さえいればいい。4

トオチカ

『トオチカ』(崎谷はるひ著/角川文庫)★★★★☆

トオチカ (角川文庫)
トオチカ (角川文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2016年1月刊。初出は角川書店2013年4月刊。
過去の恋によって傷ついた心を少しずつ癒やしていく大人の恋の物語。
この作品の主人公みたいな、内省的で自罰的な方向に面倒くさい女性主人公って好きなんですよね。ぐずぐずと悩んでいても、足掻いたり藻掻いたりしながらゆっくり前へと進んでいく姿をみるのが好き。
そんな主人公の繊細な心理描写がとても素敵な作品でした。
読んでいて共感する部分と発破をかけたく部分とがあって、もどかしい里葎子の言動をハラハラしながら見守るのが楽しかったです(´∀`*)
良い恋愛小説を読めて大満足!

☆あらすじ☆
親友と2人で鎌倉に小さなアクセサリー店「トオチカ」を営む里葎子。都内で働いていたころ恋で手酷いトラウマをおったが時間をかけて人生を立て直したことにひそかな誇らしさを感じていた。そんな彼女の心を久々に動かしたのは店に立ち寄るバイヤーの千正だった。けれど彼のおおらかな男らしさに無意識に身が竦んでしまう。戸惑いながらも自分の気持ちにむきあった里葎子は…。不器用な大人に訪れた、恋という奇跡の物語。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む トオチカ