終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅


『終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅』(鏡貴也著/講談社ラノベ文庫)★★★☆☆

終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)
終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから


2015年11月刊。
すでに決まった結末に向けて抗う物語も、いよいよ佳境へ。
といっても今回はクライマックスに向けて様々な覚悟を再確認する溜めの回という感じでしょうか。この続きがとても気になります。

☆あらすじ☆
世界が滅亡する直前まで、抗い続けた、物語――。「真昼を殺せなければ、お前の父親を殺す」柊家に父・一瀬栄を人質に取られ、真昼を探していたグレンだがあと一歩のところで吸血鬼たちに真昼をさらわれ取り逃してしまう。そして時間は無情にも過ぎていき、一瀬栄は……! 自らの力不足を改めて痛烈に感じながらも、前に進みはじめたグレン。一方吸血鬼にとらわれた真昼は、吸血鬼の女王クルル・ツェペシに交渉を持ちかけ――。

以下、ネタバレありの感想です。

 

冒頭の父子の別れには泣きそうになりました。
父の愛と優しさに胸が苦しくなります。
グレンは頑張ったのに、頑張ったから見せしめが必要というゲスっぷりに吐き気が。
暮人が良い人にみえるレベルとか本当にどん底ですね・・・・・・。

 

父親の代わりに一瀬家と帝ノ月を支えなければならなくなったグレン。
信徒や部下、そして仲間。グレンの抱える荷物は多く、その足かせはますます重くなるばかり。
斉藤が言うように、弱みを捨てればグレンは簡単に強くなれそうではありますが、それでも頑なに背負い続けることを決意するグレンはとても格好良かったです。

 

全部捨てれば好きな女と一緒にいられるのかもしれないのにね・・・・・・とちょっと思ってしまいましたが、それを選べないもどかしさもまた魅力というか。

冒頭の小さい頃のグレンと真昼のエピソードとか、途中に挟まる真昼の心情とかを読むと、ここまで愛し合っているのにどうして戦わなければならないのだろうと寂しい気持ちにさせられますけどね。

 

それにしても真昼が吸血鬼化していたとは。ああ、だから「真昼ノ夜」・・・・・・。

 

さて百夜教との戦争が始まり、物語は運命のクリスマスへ。
そろそろこちらのグレン編はクライマックスでしょうか。真昼に協力を要請したグレンの狙いが気になります。
今回でも意味深に語られた「終わりのセラフ」計画の全貌については漫画版で明かされるような気がしてきました。それとも小説版で先に明らかになるのかな?

 

前巻今巻と進行がだいぶスローペースですが、ここらへんでそろそろ爆発を期待したいところ。
とりあえず、おとなしく7巻を待とうと思います。

スポンサーリンク
 
0

「終わりのセラフ6 一瀬グレン、16歳の破滅」への2件のフィードバック

  1. 小説版のセラフ面白いですよね、グレン主人公の小説も勿論最高ですけどジャンプノベルの方から出てる吸血鬼ミカエラの物語もお勧めです。終わりのセラフと並んでミカエラという名も重要な名前っぽいです。
    吸血鬼ミカエラと銘打ってますがクローリー・ユースフォードの過去編となってます。

    1. 名しさん、コメントありがとうございます。

      ジャンプノベル版、買おうと思っていたのにすっかり忘れていました・・・。思い出させてもらえて助かりましたw
      内容は過去編なんですね。面白そう。
      今度買ってこようと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。