吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる5

『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる5』(野村美月著/ファミ通文庫)★★★★☆

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(5) (ファミ通文庫)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(5) (ファミ通文庫)

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吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる4 | 晴れたら読書を
2015年8月刊。
極甘エピソードを集めた短編集。今回もとても面白かったです。
面白かっただけに・・・・・・ここで打ち切りが無念すぎる(´;д;`)

☆あらすじ☆
演劇×吸血鬼のドラマティック青春ノベル、第5弾!!
「交際は――認められないわ」心を通わせ、恋人同士になった綾音と詩也に、いち子からまさかのNG宣言! 交際を隠すため、「つきあってない」と言い張る羽目になる二人。だが次のバレンタイン公演は『ロミオとジュリエット』。舞台の上でなら甘い関係を演じられると思う詩也だったが、そこには別の問題が――!? 初詣にバレンタイン、ホワイトデー、そしてカレナたちの卒業式。冬から春へ。つきあい始めた二人と周囲の人々が織りなす、極甘なエピソード!

以下、ネタバレありの感想です。

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黒鋼の魔紋修復士13

『黒鋼の魔紋修復士〈ヒエラ・グラフィコス〉13』(嬉野秋彦著/ファミ通文庫)★★★★★

黒鋼の魔紋修復士13 (ファミ通文庫)
黒鋼の魔紋修復士13 (ファミ通文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから
黒鋼の魔紋修復士12 | 晴れたら読書を
2015年8月刊。
まさに堂々たる完結巻。
「この作品はラブロマンスです」と著者が仰るとおりの甘さをみせつつ、全てに決着をつけてみせた、シリーズの最後を飾るに相応しい1冊でした。
このシリーズを読んで本当に良かったです。

☆あらすじ☆
ディヤウスとしての己の出自を知った上で、その手でメルディエトを葬ったディー。彼の苦悩を包み込むかのように、ヴァレリアはディーと結ばれる。一方その頃、カリンと決着をつけようと願うダンテと、ついにルオーマに直接攻撃をかける用意を整えたルキウスとオルヴィエトはユールローグを出立する。それぞれの相手を迎え撃つべく、カリンが、シャキーラが、そしてディーとヴァレリアが最後の戦いに臨む! 大人気ファンタジーアクション、堂々最終巻!!

以下、ネタバレありの感想です。

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姫の華麗なる奴隷生活

『姫の華麗なる奴隷生活』(宇津田晴著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

姫の華麗なる奴隷生活 (小学館ルルル文庫 う 1-27)
姫の華麗なる奴隷生活 (小学館ルルル文庫 う 1-27)

2015年8月刊。
王女に生まれながらも傭兵として育った主人公。彼女が自国を守るために乗り込んだのは、属国から大使として集めた姫や美女を奴隷として飼うような外道の帝国。
そんな帝国の暴走を食い止めるために手を組む王女と皇子の物語です。
とても面白かったのですが、これ最近の少女小説的にOKなの?ってドキドキしてしまいました。
美女の奴隷設定は想像以上に醜悪でエグいものでしたが、政争モノとして読み応えもあり、少女小説らしいラブコメも堪能できる良作。
続編も視野に入れているそうなので、ぜひシリーズ化してほしいです!

☆あらすじ☆
傭兵団のワイルドな男たちに育てられた、拾われ子の少女アメリア。ある日、自分の正体が行方知れずだったグリーフ王国の王女だと知り、びっくり!兄王から帝国の横暴と自国の危機を聴いたアメリアは、正義の怒りを燃やし、帝国を全力でぶち壊そうと決意。みずから「貢ぎ物王女」として帝国に乗り込むアメリアだが、皇位継承権を剥奪された悪名高い皇子ウイリアムが「飼い主」に決まって・・・!?甘い恋と野望が渦巻くラブコメ・ファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

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翼の帰る処3 歌われぬ約束(下)

『翼の帰る処3 歌われぬ約束(下)』(妹尾ゆふ子著/幻冬舎コミックス)★★★★☆

翼の帰る処 3 ―歌われぬ約束― 下
翼の帰る処 3 ―歌われぬ約束― 下

2012年12月刊。初出は幻狼ファンタジアノベルス2011年8月刊。
爆弾大量投下の上巻に続く、なんとも苦い後味の下巻。主従の絆が救いです。

☆あらすじ☆
皇帝の策略によって罠に陥ったヤエトは、ルス公当主ライモンドと対面し、逃亡した商人を引き渡すよう要請する。要求は受け入れられたものの、無理がたたって倒れてしまうヤエト。からくも北嶺に戻るが、皇帝の策略を阻止するため、ヤエトは無理を押して再び北方へ向かうことを決意する。それを決断させた裏には、“過去視”の力で出会った謎の少女・ルシルの願いを聞き入れたいという思いがあり―。

以下、ネタバレありの感想です。

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筺底のエルピス2 夏の終わり

『筺底のエルピス2 ー夏の終わりー』(オキシタケヒコ著/小学館ガガガ文庫)★★★★★

筺底のエルピス 2 -夏の終わり- (ガガガ文庫)
筺底のエルピス 2 -夏の終わり- (ガガガ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから
筺底のエルピス ー絶滅前線ー | 晴れたら読書を
2015年8月刊。
SF鬼退治シリーズ第2弾。
今回もめちゃくちゃ面白かったです。1巻はその半端ない出来映えに感動していましたが、2巻でこのシリーズは傑作だと確信。
今回のストーリーは控えめに言って、かなりヤバイです。
表紙の楽しげな空気はどこへやら。物語はどんどん予期せぬ方向に進み、最後は衝撃の展開へ。
SF的な雰囲気も加速し、色々とヒートアップしています。本当に素晴らしい!

☆あらすじ☆
新たなる柩使いたち。《門部》最大の危機。殺戮因果連鎖憑依体――古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼。その七体目の憑依者を巡るバチカンとの戦いを経て、ひとりの少女を保護することになった《門部》だったが、流星群が天を薙ぐ真夏の一幕の裏で、世界の運命は大きく狂いだそうとしていた。謎に包まれた第三の鬼狩り組織の襲来。情報統制を敷く《門部》式務。そして、それに抗おうとする離反者たち。様々な思惑が交錯する中、恐るべき柩使いと青鬼の出現によって、平和な夏が切り刻まれていく。第三勢力《THE EYE》とはいかなる組織なのか。式務が隠し通そうとする秘密とは何なのか。そして《白鬼》を守るべく戦う封伐員・百刈圭たち待ち受ける、恐るべき運命とは――。人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、激動の第二章。

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毒蛇姫の宮廷菓子

『毒蛇姫の宮廷菓子〈アントルメ〉』(葵木あんね著/小学館ルルル文庫)★★★☆☆

ルルル文庫 毒蛇姫の宮廷菓子(イラスト完全版)
ルルル文庫 毒蛇姫の宮廷菓子(イラスト完全版)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

2013年6月刊。
すさまじく菓子テロラノベでした・・・・・・ケーキ食べたくなること必至。
5回の政略結婚で全ての夫に先立たれた美貌の王女。彼女の6人目の夫となるのは「野獣王」と呼ばれる勇猛果敢な若き国王。
二人のとある勘違いから始まる新婚生活は、最初はコメディたっぷりに、最後はお砂糖たっぷりのダダ甘ラブコメへ。
ちょっとしたシリアスをスパイスに、綺麗にまとまった良いラブコメだと思います。面白かった!

☆あらすじ☆
氷の魔女×野獣王のラブバトル新婚生活!?ユリアーニャは美人で無愛想な王女。高圧的な父の元で臆病に育ち、上手く笑えない。幼い頃から五回の政略結婚を重ねてきたが、すべて夫の頓死により実家に戻ってきた。まだ処女。夫が死んだのは彼女のせいでは…と噂されている。「氷の魔女」「美しい毒薬」などの異名を持つ。本当はすべてたまたまなのに…実は甘い物が大好き。でも厳格な父の手前、隠している。そんな彼女が今回、不退転の決意で嫁ぐのが、隣国の若き王・レオナルド。国を継いだばかりで後ろ盾が欲しい彼は、彼女の不吉な噂に怯えながらも政略結婚を受け入れる。戦場の勇者で大柄で強面だが、実は×××な趣味があり…!?お互いにお互いを内心怖がりながらも、なんとか始まる新婚生活は波瀾万丈で…!?

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これから「薔薇のマリア」を読む方へ(読む順番や注意点など)

薔薇のマリア 14.さまよい恋する欠片の断章 (角川スニーカー文庫)

すでに完結している「薔薇のマリア」。性別不詳の美貌のクラッカー・マリアローズの冒険と成長を描く壮大な長編ファンタジーです。

一部絶版されており(Verシリーズ)、なかなか新刊で買うのが難しくなっているようですが、電子書籍ではいつでも買えます!(あと中古でも・・・)
巻数は多いですが、是非挑戦してほしい素晴らしい作品です。

「薔薇のマリアってどんな話?」と気になった方は是非こちらの評論をご一読ください。とても参考になります。

MMO-RPG小説の先駆け 薔薇のマリア(ラノベ漂流20年 前島賢の本棚晒し)

ところで、「薔薇のマリア」には本編とは別に「Ver」シリーズというサイドストーリー集があるのですが、先にVerを読んでおけば本編が100倍楽しめる!という場面が存在します。

つまり「薔薇のマリア」には実際の刊行順と少し異なる、読むためのオススメの順番が存在するのです。

残念なことに、私が薔薇マリ挑戦時に参考にしていたサイトが消失していたので、一応、うちのブログでもメモ書きとして推奨順を残しておくことにします。
新しく薔薇マリの世界に出会う方の参考になりますように。

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路地裏バトルプリンセス3

『路地裏バトルプリンセス3』(空上タツタ著/GA文庫)★★★★☆

路地裏バトルプリンセス 3 (GA文庫)
路地裏バトルプリンセス 3 (GA文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

前巻の感想はこちらから
路地裏バトルプリンセス2 | 晴れたら読書を
2015年8月刊。
水着回!・・・・・・てことは女装コス趣味の主人公は・・・・・・(((゜Д゜;)))
「血闘」の方は新局面へ。面白くなってきました!

☆あらすじ☆
「デートなさい。恋愛は先手必勝の戦いじゃなくって?」
日月と來未の師弟関係に危機感を募らせていた小町に対して、ある日囁かれる親友・茜からの悪魔の囁き。(……そ、そうよね。來未さんにオトされちゃうかもしれないし) こうして一大決心した小町は、茜のアドバイスのまま“身体”を使って大胆アプローチ!?
「……日月、プール行かない?」
一方路地裏で再開した≪血闘≫は早くも大盛り上がり。注目ルーキー≪二代目魔王少女≫の次戦はもちろん、近々トップランカー同士の下極上戦があるようで――。恋もバトルも一撃必殺!
白熱の路上バトルアクション第3弾!!

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隠れ姫いろがたり 紅紅葉

『隠れ姫いろがたり 紅紅葉』(深山くのえ著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

隠れ姫いろがたり -紅紅葉- (小学館ルルル文庫 み 1-26)
隠れ姫いろがたり -紅紅葉- (小学館ルルル文庫 み 1-26)

2015年8月刊。
深山さんの新シリーズ開幕。
幼い頃にさらわれ、庶民の娘として育った皇女。
慣れない「皇女」としての暮らしに奮闘したり、周囲の何気ない悪意に傷ついたりしながら、主人公は自分を理解してくれる「宮様」への思いを募らせていきます。
主人公の恋と成長を描く一方、彼女の過去が秘める大きな謎が物語に影を落としていくのです。
序章としてかなり興味をそそられる物語でした。面白くなりそうなシリーズです。とても期待してます!

☆あらすじ☆
男女の双子の皇女として生まれた純子(いとこ)は、三歳のとき何者かにさらわれ宇治川に小舟で独り流されたものの、川辺を通りかかった老夫婦に保護され育てられた。
十二年後、素性が判明して都に戻されたが、すっかり庶民の娘に育っていることに周囲は驚き慌て、やがて失望する。そんなとき、偏屈だが書や楽器の名手として知られている兵部卿宮の理登(あやなり)が純子の教育係としてやってくる。無愛想だが教え方が上手く、周囲の女房らのように焦らせることもない理登に、純子は次第に心ひかれていく。理登もまた、純粋で生気溢れる純子を愛しく思うようになった。しかし純子の生母・弘徽殿の女御は理登が近づきすぎることを警戒し、二人は会うことを禁じられてしまう。純子が日増しに元気を失っていくことを伝え聞いた理登は一計を案じ・・・!?さらわれた皇女が宮中に戻ってきた時、眠っていた過去の事件と、秘めやかな恋が動き出す!田舎娘として育てられた皇女の美しい成長と恋を描く平安絵巻!

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サクラ×サク3 慕情編

『サクラ×サク03 慕情編』(十文字青著/集英社ダッシュエックス文庫)★★★★☆

サクラ×サク03  (ダッシュエックス文庫)
サクラ×サク03  (ダッシュエックス文庫)

前巻の感想はこちらから
サクラ×サク2 ボクノ願イ叶ヱ給ヘ | 晴れたら読書を
2015年8月刊。
面白かったー!
サクラ姫がお嫁に行っちゃうとか、ハイジくん絶対おかしくなる!って思ってたら期待通りにおかしくなってて笑ってしまいましたw
陰謀が走る政略結婚。終盤はまさに怒濤の展開で息つく暇なし。
そしてラストはなんだか感動してしまいました(´;ω;`)

☆あらすじ☆
ハイジ・バランは軍人なのだ。任務を果たすのだ。公女殿下をお守りする。しっかりと嫁ぎ先までお届けする。嫁ぎ先! 嫁いじゃうんですかあ!? そうなんです。公女殿下はご結婚されるんです。いやあ。びっくりですよ。カバラ大王国への道中、ハイジたち随行員の命が次々と狙われる。そしてその魔の手はついに……。血が滾って色々躍る大戦詩幻想交響曲、混沌の三巻!!

以下、ネタバレありの感想です。

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