血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン


『血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン』(秋田禎信著/原作・内藤泰弘/集英社JUMP J BOOKS)★★★★☆

血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン (JUMP j BOOKS)
血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン (JUMP j BOOKS)

2015年6月刊。
アニメ絶賛放送中の「血界戦線」初のノベライズです。
著者の秋田禎信さんはオーフェンシリーズ等で有名なラノベ作家ですね。何気に初読み。
肝心の内容は、びっくりするくらい「血界戦線」でした!H.L.がここに!とても面白かった!!
あらすじからしてザップのクズ臭が漂ってくるようですが、・・・・・・うん!大体そんな感じw
もちろん、それだけのはずはないのですけどねっ(`・ω・´)
血界戦線の魅力そのままに、それどころか、さらにぎゅっと濃縮させたノベライズでした。
血界戦線ファンにおすすめ!特にザップ好きならものすごく楽しめるはずです(^^)/

☆あらすじ☆
「それで、どっちが私のパパ?」
レオとザップの前に現れた少女。彼女の一言が、この世界の未来を賭けた戦いのはじまりだった。秘密結社ライブラの語られざる物語、ノベライズ!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

スタート時はツェッド加入後ですが、そこからの回想という形で本編が語られていきます。

これは、レオ曰く、10年先に出会えるだろうザップを愛した少女のお話。

 

というわけで早速、ザップをパパと呼ぶ少女バレリーが登場。

バレリー登場シーン、小説を読んでいるのに内藤漫画のコマ割(というか空気?)が目に浮かぶようでした。
さりげなくレオに厄ネタを押しつけようとするザップのクズっぷりがそのまますぎるww
それに対するレオの内心ツッコミも良い。ああレオだって思いました。めっちゃ笑った( ´ ▽ ` )

 

10年後の未来からやってきたというバレリー。
彼女を送り込んできたのは誰なのか?その目的は何なのか?

 

バレリーの扱いも定まらないまま、ザップ(とレオ)はバレリーと生活を共にし始めるのです。

 

ザップがパパの真似事なんか出来るのか?しかも娘の?とか思っていたのですが、黒幕絡みの負い目を指摘されてからは普通に良いパパになっていてビックリです。
むしろショーの話のとことか、めんどくさい父親の片鱗が・・・・・・

 

まぁ、そもそもザップは口は悪いしクズでクズだけど面倒見は良いんですよね。クズだけど。ケジメもつけるし。クズだk

 

基本的にはクズいのに、ぽろっと人情味を見せるザップがすごく魅力的で(原作だとレオやツェッドに対してそういう部分をよく見せますね)、それがノベライズでもしっかり描かれていてとても満足です。
バレリーに対しても割と最初から邪険に扱ってませんし、途中で「もしかしたら未来の自分が?」と苛立ってるのはバレリーを思ってのことなんですよね、きっと。
これぞザップ!って感じのザップでした。良いとこもダメなとこもしっかり再現されていて最高。

 

バレリーとザップが本当に父娘なのかっていうのは最初から疑っていましたが、案の定というか。
いやでも母親に関しては予想外!そうくるの!?マジか!
大爆笑ですよもー。社内報作ってくださいよーw

 

バレリーを送り込んだ黒幕については、登場の瞬間、ちょっとだけ師匠かと思ってしまいましたw
あの師匠にしてこの弟子あり。ザップも追い詰められるとそうなるのか、とちょっと苦笑してしまいます。まぁ失われたわけですけど。

 

それにしても、バレリーが度々口にした「スポイラータイム」の真相については驚きでした。
ザップがそもそもクズなんで、あれ以上どうスポイルすんの?と首を傾げていたんですが、それが何を意味するのかがわかってちょっと高揚。クラウスさんが代わりに喜んでくれましたw

いやね 思ってたのよ 前々から!!
アンタはマジやれば出来る子だって!!

 

キャラも風景もラスボスに至るまで、「血界戦線」の世界をうまく小説に再現したノベライズだったと思います。
そういえば、ザップが血法を使うときに握ってるライター、文章になってやっとどうなってるのかハッキリわかりました。そこからの流れるような血法展開もテンション跳ね上がるほど格好いい。
こういう細かな描写が見られるのは小説の良いところですよね。

 

本当に面白かったです!
ぜひまた秋田禎信さんにノベライズ2巻を書いてほしいです(´,,•ω•,,)♡

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「血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン」への2件のフィードバック

  1. 秋田禎信先生といえばデビュー作の「ひとつ火の粉の雪の中」もお勧めです。1巻完結の作品ですが、個人的に和風ファンタジーでは一番好きな作品です。
    最近、綾辻行人先生の「Another」の表紙などを手掛けてる遠田志帆先生のデザイン表紙で文庫が新調されました。

    1. 名しさん、コメントありがとうございます。

      おすすめありがとうございます〜!
      「ひとつ火の粉の雪の中」の新潮文庫NEX版のことですよね?
      イラストがとても美しいですね!

      和風ファンタジーと聞いてとても興味がわいてきました(^o^)

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