2014年版お気に入りのライトノベル20選

エスケヱプ・スピヰド 七 (電撃文庫)

少女小説版はこちらから → 2014年版お気に入りの少女小説15選
少女小説は苦渋の決断で15作品を選出したのですが、少年向けレーベルのライトノベルはそれを上回って選ぶのが難しかったです。
・・・・・・大体おすすめラノベまとめとかぶってしまいますし。
少年向けラノベについては少女小説版とは趣向を変えて、シリーズ全体ではなく、1冊だけの満足度でベスト20を作ることにしました。

お付き合いくださる方は、以下をどうぞ〜(^^)/

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開門銃の外交官と、竜の国の大使館

『開門銃〈ゲートガン〉の外交官と、竜の国の大使館』(深見真著/ファミ通文庫)★★★☆☆

開門銃の外交官と、竜の国の大使館 (ファミ通文庫)
開門銃の外交官と、竜の国の大使館 (ファミ通文庫)

表紙は物騒な雰囲気を醸し出していますが、メインは外交という異色のファンタジーです。
弱小国の外交官である少女と、その護衛である少年少女が、強国を舞台に数少ないカードを有効に使って目的を達成しようとするお話。外交メインですがそこまでお堅い雰囲気ではなく、バトル要素もあったりして飽きずに最後まで読むことができました。なんとなくタイトルと内容的に1巻完結でもおかしくなさそうですが、続くのかな?

☆あらすじ☆
召喚機兵を呼び出す力“星の輝き”を持たずに生まれた少年ユーヤ。彼は「選ばれなかった」自身の運命を悲観することなく、相棒のミーシャと共に「選ばれた」人々を守る警護官となる。ある日、彼らは人間族の中では稀な“星の輝き”を持つ者で、巨大な開門銃を携える外交官の少女シズナの護衛のため、竜神族の国ドラコニドへ向かうことに。そこでユーヤ達は種族間の対立、陰謀に巻き込まれていく―。銃と召喚、そして外交の力が交錯するバトル・ファンタジー!!

以下、ネタバレありの感想です。
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2014年版お気に入りの少女小説15選

巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5 (ビーズログ文庫)

少年向けレーベル版についてはこちらから → 2014年版お気に入りのライトノベル20選

ついに2015年が目前に迫ってきました!
2014年も残りわずか。今年の思い出は今年のうちに振り返っておきたいものです。
というわけで、2014年に読んだ少女小説の中から特にお気に入りだった作品をまとめてみました。

お付き合いくださる方は以下をどうぞ〜( ´ ▽ ` )ノ

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花神遊戯伝10 ちとせに遊べ、この花世界

『花神遊戯伝 ちとせに遊べ、この花世界』(糸森環著/角川ビーンズ文庫)★★★★★

花神遊戯伝 ちとせに遊べ、この花世界 (角川ビーンズ文庫)
花神遊戯伝 ちとせに遊べ、この花世界 (角川ビーンズ文庫)

独特の世界観と言い回しをもって描き出された壮大な和風ファンタジー、ついに完結です。
思い返せば過酷なシリーズでした。与えられた役割の重さに震え、信じた人に裏切られ、神代のしがらみにとらわれ、苦しみ抜いた知夏。
彼女がどんな結末を迎えるのか、どんな決断をするのか、ドキドキしながらこの最終巻のページを開きました。
全てが全て幸せではないのかもしれませんが、私としてはとても納得のいくラストだったと思います。
良い作品に出会えました。糸森先生お疲れ様でした。発売予定の外伝もとても楽しみです。

☆あらすじ☆
平穏な世界で制服を着て通学していた頃の私はもういない―知夏を慕う緋剣の伊織は異形に。都は悪鬼の巣窟に。次々と知夏の手のひらからこぼれ落ちる大切なもの。だけど、死を覚悟した彼女の前に現れたのは意外な人物で!?神世から続く悲しい連鎖を断ち切るために、知夏は緋剣たちとともに神を相手に立ち向かう!「すべての想いが繋がって、この瞬間へと導いてくれた」舞台は神と人との対決へ。大人気シリーズ、堂々完結!!

以下、ネタバレありの感想です。

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亜夜子と時計塔のガーディアン2 約束のチョコレート

『亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート』(喜多みどり著/角川ビーンズ文庫)★★★☆☆

亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート (角川ビーンズ文庫)
亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート (角川ビーンズ文庫)

19世紀末イギリスを舞台にしたミステリーなのですが、残念ながら2巻で完結。
設定もキャラクターもストーリーもとても好きだっただけに、かなりショックです。
1巻での伏線も拾いきれたとはいえず・・・・・・。
悲しいですが、喜多みどりさんにはこれからも頑張って欲しいです。次回作を楽しみに待っています。

☆あらすじ☆
19世紀末。憧れの英国へ留学した桜桃院亜夜子は、ひょんなことから鋭い美貌を持つ青年紳士レイと主従契約を結び、彼の下僕として連日連夜振り回されることに。ある日、ロンドンの街で凶悪な“切り裂きジャック”による連続殺人事件が発生し、容疑者としてレイの親友、シーモアが逮捕されてしまう!彼の濡れ衣を晴らすため、事件解決に乗り出す2人だが!?超変人監督生と大和撫子―凸凹コンビの英国事件譚、第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。
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断末のミレニヲン1 君を連れてあの楽園まで

『断末のミレニヲンⅠ 君を連れてあの楽園まで』(十文字青著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

断末のミレニヲン (1) 君を連れてあの楽園まで (角川スニーカー文庫)
断末のミレニヲン (1) 君を連れてあの楽園まで (角川スニーカー文庫)

映画「バイオハザード」は一応全部観てますが、ゾンビものはあまり好きじゃなかったりします。グロいし、そんなモノに囓られるというのがもう嫌すぎる。しかもゾンビに囓られるとゾンビになるんですよ。もうほんと勘弁して(´;ω;`)ってなります。
そんなわけで、待望の十文字青最新シリーズがゾンビファンタジーだと聞いたときは、何とも言えない気持ちになりました。だって絶対怖い!十文字青印の絶望感が絶対凄い!
だけど十文字青作品の絶望感って、ひいいぃぃって呻きながらも思わず読んでしまう中毒性があるんですよね。それが期待できそうな新作なら、もう読むしかない(泣
ただね、読むにしても時間帯を選べば良かったなってすごく思いました。
どうして私はこの本を夜中に読んでしまったんだ(꒪ཫ꒪; )
夢でゾンビが・・・・・・ゾンビが追ってくる・・・・・・ゾンビに囓られる・・・・・・
読んでるときも読み終わっても怖い思いをしてしまったんですが、とても複雑なことにコレがめちゃくちゃ面白い!!
1巻は主人公アトルをメインとする何もわからない状態での逃走劇と並行して、彼の同行者たちにスポットが当てられていく群像劇的な一面もある話でした。キャラそれぞれのエピソードがとても面白かったです(死亡フラグにしか思えませんでしたけど!)
しかし、これどうなっていくんでしょう。先が読めなさすぎて怖い。というかゾンビが怖すぎて泣きたい。比喩でなく、夢に出るくらい怖かったです。

☆あらすじ☆
アトルは剣の王国の勇将・父ハラルに従って兄達と共に馬の王国へと赴き、その帰り道で“異変”に遭遇する。野営の最中、まるで伝え聞く屍霊のような者達に襲われたのだ!人々は恐れ、混乱し、屍霊達が全てをのみこんでゆく。そしてアトル達の運命までも…。『薔薇のマリア』執筆の十文字青と『オーバーロード』イラストを手掛けたso‐binの二人が贈る、過激で残虐で濃密で暗黒系な屍霊幻想一大叙事詩ここに開幕!

以下、ネタバレありの感想です。

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前略。ねこと天使と同居はじめました。2

『前略。ねこと天使と同居はじめました。二匹目』(緋月薙著/HJ文庫)★★★☆☆

前略。ねこと天使と同居はじめました。 二匹目 (HJ文庫)
前略。ねこと天使と同居はじめました。 二匹目 (HJ文庫)

前巻の感想はこちらから
前略。ねこと天使と同居はじめました。1 | 晴れたら読書を

甘いーーーっ!この新婚さんめ!
ねこと天使と一つ屋根の下なハートフルラブコメ第2弾。
糖分補給ってこれさえ読んでおけばいいんだよ・・・となる1冊でした。今回から学園モノに切り替わるのかな。
女の子が増えましたがカップルが鉄板過ぎて揺るぎようがありませんでした。ごちそうさまです!
それにしても天使って・・・・・・

☆あらすじ☆
高校教諭の水上悟が帰り道に拾った3匹の猫と、天使の少女、澪。悟は、人間として暮らす澪と一緒に学校に行ったり、家では猫と戯れたりという日々を過ごしていた。そんな中、教え子であり、澪の親友である鈴宮細音の周囲で、不思議な事件(事故?)が頻繁に起こっていた。どうも、彼女がかつて飼っていた犬と関係ありそうなのだが…。第4回ノベルジャパン大賞受賞作、シリーズ第2弾。

以下、ネタバレありの感想です。

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化け猫島幽霊分校の卒業式

『化け猫島幽霊分校の卒業式』(上野遊著/メディアワークス文庫)★★★☆☆

化け猫島幽霊分校の卒業式 (メディアワークス文庫)
化け猫島幽霊分校の卒業式 (メディアワークス文庫)

挫折した元高校教師と、天災によって捨てられた島に残された4人の幽霊の子供たち。
彼らの交流を描くハートフルストーリーです。
展開がやや読みやすいものの、穏やかで優しい、良い物語でした。

☆あらすじ☆
ある事情で子供の頃からの夢だった教職を辞め、フリーター生活を送っていた青年、生田覚は、友人から離島の教師の職を勧められる。島を訪れた覚を待っていたのは、たくさんの猫と美しい巫女。そして、天国に旅立ち忘れた4人の子供達の幽霊だった。そう、覚が頼まれたのは、『幽霊の子供達の先生』になることだったのだ。最初は拒否する覚だが、子供達と交流するうち、彼らを新しい世界へ卒業させる決心をする。青年と子供達の心の再生を描いた優しい愛の物語

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吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる3

『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる3』(野村美月著/ファミ通文庫)★★★★★

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)

ああもう最高すぎます!!!
2巻の予告から読むのを楽しみにしていた今回の演目・「とりかえばや」
中学時代に図書館で氷室冴子さんの「ざ・ちぇんじ!」(集英社コバルト文庫)を読んで少女小説の面白さに感動し、その後オリジナルの生々しさを知って衝撃を受け、最近ではさいとうちほさんの「とりかえ・ばや」(小学館フラワーコミックスα)の耽美さに頭がクラクラしたという、私にはちょっと思い入れのある物語だったりします。
そんな「とりかえばや」を野村美月さんがどうライトノベルとして仕上げるのか、高校生の演劇としてどうやって成り立たせるのか、読む前からとてもワクワクしていました。
私の期待は裏切られなかった!むしろ期待を上回る素晴らしさでした!!
色香が漂う妖艶な「とりかえばや」の物語を、青くさい高校生が主人公である吸血鬼シリーズの世界に再現し、再構成し、素晴らしい青春小説へと作りあげるその手腕に脱帽です。

脆く儚い人の心。そこに永遠はあるのでしょうか。
問いかけに対して詩也が出した答えと、渾身の想いをこめた舞台に鳥肌が立ちました。この感動は1巻を読んだときに劣りません。いや上回ったかも。
そして切ない・・・・・・っ!もどかしい!
野村美月先生の作品はどれを読んでも心をしめつけるような感覚を与えてくれますね。素晴らしい作家さんです。
なので、お願いですから、ご自愛ください。ほんとにお願いします(´;ω;`)

☆あらすじ☆
「お前はわたしを愛することになる」そんな雫の言葉に動揺し、綾音との距離感にも戸惑う詩也。一方、演劇部では次の劇の準備が始まるが―次の文化祭公演は、何と四つある演劇部が合同でひとつの劇を上演するのだという!いち子の脚本・演出で、演目は『とりかえばや』。綺羅星のごとく集った各チームのトップの間で、宰相中将役の詩也は奮闘することに。だが稽古を進める内に、詩也の胸に、ある人物が吸血鬼ではないかという疑いが芽生え…。演劇×吸血鬼のドラマティック青春ノベル、第3弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

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デスマーチからはじまる異世界狂想曲1

『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』(愛七ひろ著/富士見書房)★★★☆☆

デスマーチからはじまる異世界狂想曲 (単行本)
デスマーチからはじまる異世界狂想曲 (単行本)

「小説化になろう」からの書籍化作品。
タイトルのデスマーチとは、Wikipedia先生によれば、長時間の残業や徹夜・休日出勤の常態化といった、プロジェクトメンバーに極端な負荷・過重労働を強い、通常の勤務状態では成功する可能性がとても低いプロジェクト、およびこれに参加させられている状況を主に指す、なのだそうです。
ゲームのプログラマーがゲーム的能力を備えて異世界へっていう設定は面白かったです。
ただ、この巻はプロローグ(というかチュートリアル?)だからかもしれませんが、かなりイージーモードなのは気になりました。展開そのものも、起伏に欠けるわけではないのですが、少しダラダラと進む部分もありますし。
もっともWEB小説の大半はスロースターターですし(注・私見)、この作品も次巻以降もっと面白くなるのではないかと期待させる雰囲気はありました。

☆あらすじ☆
デスマーチ真っただ中のプログラマー、“サトゥー”こと鈴木一郎(29)。仮眠を取っていたはずの彼は、気がつけば見たこともない異世界に放り出されていた!混乱する間もなく、目の前には見たこともない化物の大群が迫っており、空からは流星雨が降り注ぎ―そして気がつけば、最強レベルの力と莫大な富が手に入ってきて…!?こうして、サトゥーの「ほのぼの、時々シリアス、そしてハーレム」な異世界冒険譚がはじまる!!

以下、ネタバレありの感想です。
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