she & sea2 海上の覇者と愚者


『she & sea2 海上の覇者と愚者』(糸森環著/角川書店)★★★★☆

she & sea 海上の覇者と愚者 角川書店単行本
she & sea 海上の覇者と愚者 角川書店単行本

待ってました第2巻!ちゃんと書籍で続きが出てくれてほっとしました。
前巻の直後からスタート。今回は娼船が出てくるので女の子多めできらきらしてました(一応)。
しかし、ほんとヒロインに鞭打ちまくるシリーズですね。笹良の幼さも相まって心が痛くなります・・・・・・でもこの無慈悲な世界観に惹かれるんだからどうしたものか。

☆あらすじ☆
異世界で海賊王ガルシアに拾われた少女、笹良。海賊たちとの距離が少し縮まったのもつかの間、海賊船に見慣れぬ船が近づいてくる。それは美しき娼婦たちを乗せていて…!?現代の少女と、優美で非情な海のけだもの甘く冷酷な海上ファンタジー!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

ハディの裏切りによるピンチを切り抜けたガルシア率いる海賊達。
そんな彼らを癒すために現れたのは、美しき娼婦たちを乗せた娼船でした。

というわけで、今回は女性多め。といっても、まともに出てくる娼婦はルーアだけでしたが。
ただ、前回では笹良の命を狙っていたカシカの正体が実は女性で、一悶着の果てに親友ポジションに立ったので、なんとなく画面(文面?)は華やかな印象を受けました。
いくらガルシアやヴィーが綺麗でも野郎だけじゃむさいですもんねw

 

海賊船のなかである意味ひとりぼっちだった笹良が、ルーアやカシカと楽しそうにじゃれ合うシーンはとても心が和みました。その分、その後のルーアとの訣別が辛くて仕方なかったのですけどね(´・ω・`)

 

そんな訣別シーン含め、今回の笹良への鞭展開はほんと凄かった
糸森さんの作品は今のところ花神、F、恋と悪魔とこのs&sを合わせて4シリーズを読んでいるのですが(WEBには手をつけてないです)、なんとなく私はこのs&sが一番ヒロインに厳しいような気がしています。今のところですが。
というのも、他のシリーズは程度の差はあれヒーローは基本的に主人公を愛し慈しみながら守ってくれる立場にいるのに(どいつもこいつも一癖二癖ありますけど)、s&sのガルシアはそこのところいまいち信用できないのが怖いんですよ!
いつ手のひらを返して笹良を海に突き落としてもおかしくないような危うさがあるんですよね。今巻のラストでも割と本気で殺意を向けているように感じましたし。
そもそもガルシアは笹良をどうしたいのか、どう思っているのかがよくわからない。「冥華」の意味もまだわからずじまいですし。
海賊船の中で、笹良の命と身の安全はガルシアの気分次第という状況なだけに、ガルシアの内面がわからないというのは心底不気味。でもそんなガルシアの危険な態度が何とも言えない色気を出してくるから困るんですよねぇ。。

あと、なんかものすごく気になったのは笹良が初潮だ!というシーンで、ガルシア・・・舐め、ました・・・よね・・・?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

ガルシアとおっかなびっくり距離を縮めていこうとする笹良の姿にハラハラしつつも、今後この2人がどうなっていくのか目が離せません。

 

さて、今回は娼船との合流、カシカの正体発覚、笹良の初潮、幽霊騒ぎからのハディの逆襲、といった感じの内容だったわけですが、次巻以降はどうなるのかな。
3巻ちゃんと出ますよね?1巻から2巻まではなんとか1年待たずにすんだので、同じくらい気長に続刊を待とうと思います。そろそろ「冥華」の意味も知りたいですし、ちらっちらっと出てくる騎士団も気になります。
まぁ、冥華の役割はどうせヒドイ内容なんだろ、とか思っちゃってますけど。なんてったって「冥界」の娘だもんな・・・・・・

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