フレイム王国興亡記2/疎陀陽


フレイム王国興亡記 2 (オーバーラップ文庫)
フレイム王国興亡記 2 (オーバーラップ文庫)

評価:★★★☆☆
勝手に「ラノベで学ぶ経済学」だと思っているシリーズなのですが、今回は少し小説としての起伏には乏しかった印象。大きな動きって幼妻を出張先でもらってきたくらいで、後はほとんど駆け引きと準備のお話でした。
ただ、貨幣経済や株式会社制度などの説明が相変わらずわかりやすくて、読み物としては面白かったですけどね。あと、1巻よりも主人公に人間味を感じたのは良かったです。幼妻もらっちゃった!

☆あらすじ☆
普通の『銀行員』が挑む次なる相手は強国の『絶対覇王』!
テラの改革を成功させ、さらに発展させるべく奔走していた浩太の元に商業国家『ソルバニア』の王・カルロス1世より、招待状が届けられた。辣腕と名高いカルロス1世と対面を果たした浩太は、王が次々に切ってくる交渉カードに翻弄されてしまう。
ニセ札、大国の信用力、そして幼女! ?
強国『ソルバニア』の圧倒的パワーを前に、『テラ』の命運を駆けた浩太の決死の交渉が始まる――。
「さあ、コータ。泣いて――縋りつきや?」
普通の『銀行員』浩太が挑むテラ再建計画はまだまだ道半ば。一難去ってはまた一難で一筋縄ではいかない!
未来への希望と決意が紡ぐ物語、第二幕。――『運命』は覚悟ある者にこそ微笑む。

以下、ネタバレありの感想です。

 

動き出したテラ再建計画。その立役者であり「魔王」として名前が知られ始めた浩太ですが、大国ソルバニアの国王カルロス1世の介入によって、テラ経済崩壊の危機への対処に頭を悩ませることになる、というのが今回のお話。

 

テラ再建の要だったはずの引渡証書制度については、こんなに早く首をしめてくるのかぁとびっくり。大国の介入によって簡単に地盤を崩しかねない諸刃の剣だったわけですね。カルロス1世も他国の田舎でしかないテラに目をつけるの早すぎでしょ。怖いわ!

 

ソルバニアの介入は避けられない以上テラ自体を強くするしかない、ということで浩太が次に打つ手は港湾整備事業計画。今回はその計画に着手する段階で終わってしまってそこが少し肩すかしを食らってしまいました。元々がWEB小説だからかもしれませんが、この巻って起承転結がいまいちというか、盛り上がりに欠けた印象です。カルロス1世と浩太の駆け引きは面白かったんですけどね。

 

うーん、新キャラソニアの顔出し回だったのかもしれないですね。ソニアは文章読んでるだけだと10歳には到底思えなかったのですが、ラストの謎の激昂で年相応に感じました。というか、カルロス1世と浩太の駆け引きに首突っ込めるくらい聡い少女なのに、どうして株式会社立ち上げという浩太の策にあれだけ拒否反応を示したのかがよく分からなかったです。まぁリスクは確かに大きいですけど、汚職に関しては別問題な気も・・・・・・いやどうなのかよくわからないんですけどね(´・ω・`)

 

それはそうとこの話のメインヒロインはやっぱりエリカなのかな?今回はエミリの影が薄かったですし。抱きしめるシーンで唐突に著者の恋愛観・結婚観が出てきて変な笑いがこみあげてきましたw
あながち間違ってない!確かに、銀行員、公務員、JRとかのインフラ系の会社員は人気ですもんね。

 

次回は港湾計画が本格始動するのでしょうか。突き詰めたらキリがなくなりそうなソルバニア介入対策ってどこまでやるのか、ちょっと気になります。

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