斯くして歌姫はかたる2 恋うる愚者に贖罪を


『斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を』(朝前みちる著/ビーズログ文庫)★★★★☆

斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)
斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)

新人賞受賞作の第2巻。楽院ファンタジー詐欺(あとがき談)なお話でした。
1巻時点では影が薄くてイマイチな印象だったヒーローのキャラが立ってきました。初々しい少年ぽさが良い具合に出てる。ツンデレなイヴリーンの明後日方向な高笑いも前回よりもクセになります。
何よりこのふたりのケンカップルぶりがとても萌える!
良い感じに脇役たちも光ってきたので、ぜひ息の長いシリーズになってほしいです。
あと、表紙の気になる彼は想像通りのキャラクターで「ふふっ」となりました。

☆あらすじ☆
再び“楽師(カンタンテ)”になるため、音痴の矯正に励む元・歌姫のイヴリーン。
最近の日課はカタブツ優等生・オリヴィエからの逃亡!
「俺が嫌いなのか?」――違う。彼の声を聴くだけで、全身が痺れておかしくなるのだ。
そんな折、消えたはずの精霊・ひばりと自分の偽者の噂を聞いたイヴは楽院を抜け出すが、なぜかオリヴィエに見つかって!?
逃亡どころか二人旅決定!
えんため大賞受賞作、待望の第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

い つ か ら 両 想 い だ と 錯 覚 し て い た ?

 

というわけで、ツンデレなイヴリーンは往生際悪くリュクシオルの想いを受け入れていませんでしたー。
口づけ?幻覚よ!!

 

今回は、偽物のエルネスティーヌと消えたはずのひばり目撃談の謎を探るため、イヴとリュクシオルがふたりでカントゥースへ旅をするという話。楽院の話はどこへ?w

 

前回は、イヴリーンのキャラは完璧なまでに立っていたのに対して他のキャラが薄いと思っていたのですが、 今回はそこらへんがクリアできていたように思えました。
特にリュクシオルはヒーローとしてのキャラが立って存在感が出てきましたね。少年らしい初々しさと強引さが目新しくてとても良い感じ。イヴの名前を呼ぶのはためらうくせにスキンシップは過剰というアンバランスさがこそばゆくて可愛かったです。身長、あと少し伸びるといいですね。牛乳に相談だ!

 

そしてなんと言ってもリュクシオルとイヴリーンのケンカップルぶりにとても萌えました!
イヴリーンのとぼけた高飛車ツンデレキャラも楽しいし、彼女の言動に対する翻訳機能を備えたリュクシオルの葛藤にもニヤニヤしました。
イヴは過剰なまでにツンツンしているから、弱って本音をはいたときのデレの破壊力が抜群ですね!いいなーこのふたり(人´∀`o)

 

このシリーズを読み始めたお目当ての変態サンもしっかり私の期待に応えてくれていましたw
今回の騒動の黒幕である〈神の子〉と、彼に仕える変態楽士ナゼール
「恋うる愚者」って・・・うん、確かに愚者でした、どっちもw
彼らのちょっかいのせいで記憶喪失になっていたひばりも戻り、偽物に仕立て上げたれていたロジェも男の子に戻り、今回の話は一件落着。なのですが、いろいろと次回以降につながる伏線がおかれたのが気になります。

 

神王の再登場と、リュクシオルの左目、イヴリーンの耳鳴り。

まだまだ波乱がありそうですね。
ロジェも恋敵要員として本格参戦しましたし、続きも楽しみです!

斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)斯くして歌姫はかたる 恋うる愚者に贖罪を (ビーズログ文庫)
朝前みちる,カズアキKADOKAWA/エンターブレイン
売り上げランキング : 2909Amazonで詳しく見る
スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。