シュガーアップル・フェアリーテイル15 銀砂糖師と緋の争乱


『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緋の争乱』(三川みり著/角川ビーンズ文庫)★★★★★

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緋の争乱 (角川ビーンズ文庫)
シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緋の争乱 (角川ビーンズ文庫)

次が最終巻ということでかなり盛り上がっています。
ついに人間と妖精の未来をかけた争いが始まりました。シャルとアンの運命はどうなるのか。

☆あらすじ☆
ようやくアンが手にした一握りの銀砂糖は、妖精王以外には渡される事のない特別な物だった!!次に手に入る機会は千年後、無くせば人間は永久に銀砂糖を失ってしまう。しかし、それを敵対するラファルに奪われてしまい!?アン達は、妖精と人間が共に暮らせる未来のために動きだすが―!?
恋と職人のプライドを賭けて戦う、怒涛のクライマックス直前巻!!

以下、ネタバレありの感想です。最終巻まで少し間があくということなので見返し用に細かめに書きます。

 

ついに銀砂糖妖精筆頭から最初の銀砂糖を手に入れたアン。しかし、それはすぐにエリルによって奪われてしまいました。

 

人間と共存する未来を訴えるシャルと、人間と闘争することを迫るラファルの間で揺れ動くエリル。
誰の手からも逃げた彼が、最後にたどり着いたのは妖精と人間が共に働く場所であるホリーリーフ城でした。これが彼の決断にどう影響するのか。ミスリルが説得とかは期待できそうにもないけど、やはり人間と妖精が共存する未来をイメージできるようになるんでしょうか。

 

エリルに逃げられたラファルは、人間と妖精との対立を深めるために動き出しました。
ところどころに混じるラファルの狂気が凄まじかったです。人への憎悪は解消できそうにもないし、やはり彼は消えるしかないんでしょうか・・・

 

ラファルが人を殺してしまったことでシャルの立場も危ういものとなってしまいました。ヒューと伯爵の手を借りてなんとか国王との面会に成功したものの、追われる立場になってしまいましたし、ここからどうやって挽回していくのでしょうか。
シャルに関しては、気脈でのシャルの羞恥ネタがしっかりと回収されて個人的にとても満足でした。赤面!

 

アンもまた、妖精と人間との未来のために動き始めました。
シャルと別行動をとることにはなったものの、彼女が砂糖菓子を作らなければこの作品は締まりませんもんね。恋心と職人としての矜恃を両立させることができるからこそアンは魅力的なヒロインなのだし、最後までそれを貫いてほしいです。

 

「最初の銀砂糖」を持ったまま決断を迫られるエリル。
人間への憎悪を激しく燃え上がらせるラファル。
人間と妖精の共存、アンとの穏やかな未来を目指してひとりでラファルとエリルを追うことになったシャル。
そして、シャルの幸運と砂糖菓子の未来のためにかつてない規模の砂糖菓子を作り上げようとするアンと職人たち。

 

いよいよ次で最終巻です。終わってしまうのは寂しいけれど、長いシリーズのなかで成長していったアンとシャルが最後にどんな未来を築き上げるのか、楽しみに待っていようと思います。

 

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三川 みり,あきKADOKAWA/角川書店
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