乙女☆コレクション1 怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ


『乙女☆コレクション 怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ』(かたやま和華著/コバルト文庫)★★★☆☆

怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ 乙女・コレクション (乙女・コレクションシリーズ) (コバルト文庫)
怪盗レディ・キャンディと恋するワルツ 乙女・コレクション (乙女・コレクションシリーズ) (コバルト文庫)

「紫陽花茶房へようこそ」のかたやま和華先生が以前コバルトで刊行していたシリーズ(完結済み)。紫陽花が素敵すぎたのでこちらも買ってみることにしました。
紫陽花より甘かったです。糖度90%という感じ(笑)。かたやま先生の文体は結構好きです。紫陽花よりもこちらはさらにライトなんですが、文章がとても可愛いんですよね。そしてノリが楽しくて笑えます。
内容はひたすら軽くて甘いキャッツ・アイ。幼馴染みで許嫁の少尉さんがアホ可愛くてツボでした。

☆あらすじ☆
帝都の夜を翔る可憐な大盗賊、登場
モダン時代を謳歌する女学生・柊スズメ16歳。一見、普通の少女だけど、夜の姿は可憐な怪盗レディ・キャンディ!歴史の裏で人々を不幸に陥れてきた〈呪われ死宝物〉を回収して封印すべく、執事の蛍と共に夜ごと飛び回っている。幼馴染の結人さんに恋しているけれど、彼は怪盗を追う軍部の一員で…。
華の帝都を舞台に、ハイカラ少女が恋に使命に大さわぎ!

以下、ネタバレありの感想です。

 

元御庭番衆の長の孫娘柊スズメが、父親が借金返済のためにばらまいてしまった〈呪われ死宝物〉という呪いの美術品を怪盗として回収していく、という話。

 

まぁ要するにキャッツ・アイ。
予告状は出しませんが、ヒーローが怪盗を負うお役人(帝国軍人)なところは一緒ですね。

 

この先、物語がどう展開していくのかは分かりませんが、1巻はとりあえずキャラのノリが楽しかったです。

 

主人公のスズメはちんまいロリで可愛かったし、ヒーローの桂小路結人は素敵なアホの子でした(笑)
いや、ほんと結人が面白かったです。やってることは笑えるのに本人がいたって真面目なのがイイ!
大嫌いと言われたことでしょんぼりしたり、競売にかけられたスズメにつけられた値段が自分の提示額より高いことを見る目があるな!と高笑いしたり。ほんと笑いました。
スズメのことが大好きで、でもうまくそれを表現できなくて(読者からすればこれ以上ないってくらい表現できてるんですけど)、 すれ違って落ち込むを繰り返すヒーロー。こういうのも嫌いじゃないです。
イラストがクールに格好いいだけに文章とのギャップがさらに笑いを誘います。

 

それにしてもなぜこいつらここまですれ違っているんだろう?
借金のカタとしての婚約なのは分かるけど、両想いなのは完全にモロバレ状態。
なぜ片思いだと思い込んでいるんだろう? 面白いからいいですけどね。

 

執事の来生蛍も良い味出してます。メガネのオンオフでサドマゾが入れ替わるお兄さん。
スズメは大事なお嬢だから傷つけたら許さない、結人も大事な弟子だから傷つけたら許さない、というなかなか珍しいポジションに立っている人でした。
大事なお嬢を黙らせるために鳩尾に一発叩き込んだシーンは衝撃でした。

 

文章が紫陽花よりもさらに軽くてびっくりしましたが、フワフワと可愛い一昔前の少女小説という感じで読んでいて懐かしい気持ちにさせてくれました。
続きも楽しみです。

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