薔薇のマリア15 愛も憎しみも絶望も


『薔薇のマリア15 愛も憎しみも絶望も』(十文字青著/角川スニーカー文庫)★★★★★
薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も (角川スニーカー文庫)
薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も (角川スニーカー文庫)

最終章に入り、情報量倍増。世界の動きがすさまじく、ひたひたと緊張した空気が高まっていくのが伝わってきます。面白かった!!表紙のハニーメリーが意外に素直で可愛い。そしてアジアンのわんこ化・・・

☆あらすじ☆
「あたしは“ハニーメリー”。ハニーでいい」あー、もう―寝てたのに、寝てたのに。マリアローズの眠りを妨げたのは、輝く瞳の女。マリアはすぐにこの女が厄介事の種だと直感する。女は禁じられた技術に手を出して、組織から追われる機術師―背を伸ばし、髪と瞳の色を変え、利き腕も変えて逃亡者として生きてきた。マリアに満ちる嫌な予感…。風雲急を告げるエルデンで、蛍光緑のハニーとの出会いがZOOを新たな運命に誘う。

以下、ネタバレありの感想です。

 

薔薇マリ最終章突入。

 

ということで、世界の謎に迫り始めました。
世界が舞台なので、当然世界中の人間が話に出てきます。でも、意外と完全な新キャラって少なかったり。Ver0の頃から各所にちょいちょい出てきているんですよね。オトミさんとこにいたじいちゃんとかリルコとか、初登場は4巻のはずだけど、やっと本格的に絡んできたのは15巻という時間のかけよう(笑)4巻は作中時間でも3年前・・・
伏線はるだけでも気が遠くなる大長編シリーズですね。

 

うわっ詰め込んできたなってうなるくらい、一気に情報量が増加するのでついていくのが大変でした。新キャラ・ハニーメリー絡みで浮上してきたのは、4巻以来ちょいちょい登場していたジュジ。ラフレシアを実質的に操っているのもジュジ。今回、ついに目立ってきた機術士たちの各種組織を牛耳っているのもおそらくジュジ。ジュジの目的は何なのでしょうか。
ですが、SIXの言葉とか考えるとジュジ単独ではない?人竜とかも仲間っぽいけど、りりぃは違うみたいだし、キング・グッダーの立ち位置も不明。
トマトクン含め長寿組の人間関係はこれからどんどん明らかになるでしょうから、楽しみです。

 

今回、アジアンの活躍は控えめなのですが、冒頭の「経験がないんだよヨ!」発言に爆笑し、トマトクン邸襲撃事件あとのわんこ化に爆笑できるので問題ないです(笑)というか、クール成分ゼロだったな。挿絵のぞうきんにぎりしめた満面の笑顔がまぶしいです。前巻でマリアがちょっぴりデレたのが良くなかったんだな(笑)マリアはマリアで「恥ずかしがってるのはきみでしょ」とか、核心ついちゃってるし。そこ、つついたらダメなところだから!(笑)

 

新キャラハニーメリーはZOOの仲間になるのかな?とか考えてたらリルコ襲来であっという間に全滅の危機になってましたね。この先勝てそうにもない絶望感はジェードリ編以来じゃないでしょうか。ピンプが叫びながら突進とか、びっくりしました。家が潰れちゃったから、この先どうするんでしょうか。

 

トマトクンには過去が襲ってくるかんじで、「助けてくれ」なんて言っちゃってるし・・・

 

異常気象とか、世界情勢とか、15巻を通してそこはかとなく漂う終末の空気が、ああ最終章なんだなと読み手の気持ちを盛り上げます。
世界の謎関係はそれこそシリーズ冒頭から小出しにされてフラストレーションを蓄積されてきたので、はやく爆発させてほしくてウズウズします。
うーっ、続きが気になる!

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