薔薇のマリア8 ただ祈り願え儚きさだめたちよ


『薔薇のマリアⅧ ただ祈り願え儚きさだめたちよ』(十文字青著/角川スニーカー文庫)★★★☆☆
薔薇のマリア VIII.ただ祈り願え儚きさだめたちよ (角川スニーカー文庫)
薔薇のマリア VIII.ただ祈り願え儚きさだめたちよ (角川スニーカー文庫)

何が起こっているのか分からない新章スタート。
アジアンとランチタイムのメンバーがおかしなことになっていて、これはアレだなと思っていたらアレでした。
ラストのアジアンとマリアのシーンにニヤニヤが止まりません。

☆あらすじ☆
ジェードリでの戦いが終わり、帰路につくZOO一行。ホッと一息つけるはずなのに、なぜかマリアの頭の中をよぎるのは、うっとうしいはずのアジアンのことばかり。自らの気持ちに戸惑いながらエルデンに戻ってきたマリアだったが、目の前に広がるありえない光景に、今まで閉じていた心が、ついに氷解する!?舞台は再び“無法者の街”エルデンへ―新たな戦いの予感と様々な想いが交錯する、誰も予想できない驚きの新章、スタート。

以下、ネタバレありの感想です。

 

いよいよエルデンに帰るぞ!てことで新章スタートの1冊。

 

で、アジアンとランチタイムメンバーが「アサイラム」に投獄されています。しかも様子がおかしい。
マリアローズもほぼしゃべらないけど、ちゃんといて、アジアンのうっとうしい愛が脳内占拠してます。でもなにかおかしい。

 

ああ、これはアレだな。とかなり早い段階で気づきます。

 

こういう展開苦手なんだよなぁ、と思いつつもちゃんと読み進められちゃうのが十文字先生の筆力というのか。
なんだか霞がかったフワフワした読み心地なんだけど、ちゃんと牢獄小説ぽく面白かったです。アジアンがカーストをのしあがっていく姿がかっこいい。

 

そしてやっぱり90%アジアンの夢でした。出たよ夢オチ。敵の罠だったんですけどね。
昔みた「ラーゼフォン」というロボットアニメを思い出した。エヴァにも似たような話があったっけ?なかったか?
敵の罠にかかったのが、ジェードリに行ったマリアを捜し回った挙げ句にマリアの部屋で待ち伏せ中だったときってのがアジアンらしくて笑えた。なんという立派な変態ストーカー野郎でしょう。そしてドアの前で行き倒れという。

 

ただ、夢から覚めたアジアンがマリアローズにしがみついて泣いた場面は良かった。別れを決めてたマリアが自分から抱きしめるとは思ってなかっただけに。挿絵も素晴らしいです。

 

今回は、アジアンの内面がだいぶ描かれていました。マリアローズ視点だとあまり分からない、でもSmC編や4巻でちらりと出てきたアジアンの弱音。とくに、ラストでクラニィとの2度目の別れと現実に戻ってきて号泣するシーンは切なかった。

 

敵との全面対決は次巻以降?ラスト直後のマリアとアジアンが気になる!!!!

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